【避難所の実態】クレクレだけじゃない。性犯罪や性別で強制された役割。大地震時に起きる超理不尽な『女性の負のループ』

皆さん、こんにちは。HIRO防災です。
今日は、100円ショップのセリアで見つけた防災グッズの中から、大規模な地震などの災害後に品切れが予想される「あると安心」なアイテムを、元消防士の視点から厳選してご紹介します。
100均防災というとダイソーのイメージが強いかもしれませんが、セリアにも質の高い防災用品が多数揃っていました。今回は、実際にセリアで購入した18点の防災グッズを徹底解説します。
自己紹介

私は大分県別府市の消防本部で約10年間勤務していました。
消防隊、はしご隊、救助隊などを経験し、
平成28年熊本地震での災害活動や、大分県中津市の山崩れ、広島県の豪雨災害での捜索活動など、多くの大規模災害現場での経験があります。
この経験をもとに、皆様に分かりやすく防災について発信していきたいと思っています。
では、解説します!
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1. 花粉症対策のメガネ(防塵メガネ代用)

地震発生時には、粉塵が舞う可能性が高いです。さらに富士山が噴火した場合は、火山灰(ガラスの塊)が空中を舞い、角膜を傷つける恐れがあります。本来、防塵メガネが大事ですが、予算を抑えたい方には、縁に厚みがあり隙間を作らない設計になっている花粉症対策メガネが有効です。
2. 曇り止め

粉塵対策としてマスクをする場合、メガネが曇ってしまい、視界が確保できなくなることがあります。
曇り止めを併せて用意しておくことは非常に重要です。100均で手に入ることを考えれば、十分に有効な対策です。
3. 滅菌キズテープ

災害時には、すり傷や釘の踏み抜きなど、怪我をする確率が高まります。傷口からバイ菌が入ると、蜂窩織炎(ほうかしきえん)や破傷風など、重篤な病気に発展する可能性があります。
特に病院に行けない状況では最悪の事態になりかねません。このキズテープは、自由に切れるサイズ(絆創膏サイズから大きくも)で、非常に柔軟性が高いのが特徴です。
4. 耐震マット

落下してきて危険なテレビやプリンターなどの下に敷くことで、地震時の転倒・落下を防ぎます。
粘着力が非常に強く、筆者宅での経験でも地震が来ても全く動かないほど強力です。また、貼り付けてもベタベタしないため、物の移動時にも扱いやすいです。
5. 簡易トイレ(凝固剤の質が重要)

大人が1日にトイレに行く回数は5〜7回程度です。簡易トイレは2回分セットなどで販売されていることが多いので、最低でも1週間分として大量に備蓄する必要があります。 セリアの簡易トイレに付属している凝固剤は、約2分でしっかり固まり、非常に質が高いことが確認できました。 セットには 手袋、凝固剤、汚物袋、処理袋が含まれています。汚物袋の防臭性能については記載がないため、匂い対策には別で消臭バッグや、さらに高性能な食パン袋(防臭性能が非常に高い)の併用が推奨されます。
11. 歯磨きシート

「災害時に贅沢はできない」と思われがちですが、歯磨きは絶対にするべきです。
歯周病は、死に至るような重病に発展する可能性があります。また、虫歯の痛みは非常にしんどいです。歯ブラシでの歯磨きが困難な状況も想定されるため、指につけて使用できる歯磨きシートを備えておくと便利です。
12. ハンディシャンプー

避難所や自宅避難で入浴やシャンプーができない状況に備えてください。
手袋タイプになっており、頭を洗うだけでシャンプーしたことになり、洗い流しや拭き取りが不要な商品です。
13. 体拭き(ウェットシート)

入浴できない時の代替品として。セリアの体拭きシートは、無香料、ノンアルコールで肌に優しく、赤ちゃんにも使用できます。
ただし、一般的なウェットシートとサイズや厚みはさほど変わらない印象です。
14. ハンドクリーム

感染症対策や衛生のためにアルコールスプレーを多用すると、手が荒れてしまうことがあります。
安価で、微香性、サラサラとしていて作業の邪魔にならないハンドクリームは、普段使いもできるため備蓄しておくと便利です。
15. 虫よけスプレー

公園などの屋外で過ごさざるを得ない状況も考えられます。
蚊などの虫対策として虫よけスプレーを一つ持っておくだけで、快適性が大きく変わります。
16. コンパクトレインポンチョ

雨対策は非常に重要です。濡れてしまうと体温が奪われたり、病気になるリスクが高まります。このポンチョは携帯性に優れており、予備として持っておくのに適しています。質は薄いですが、ないよりはマシです。もし準備がなければ、ゴミ袋を手や顔が通るようにカットして代用する方法もあります。
17. 給水袋(5L)

災害時に給水車が来た際、水をもらうための容器が必要です。セリアの給水袋は5Lまで水を入れることができ、1〜2時間置いても水漏れはなく、非常に丈夫でした。4本指が入る持ち手があり、口の部分もしっかりと閉まります。
18. 情報カード/防水メモ帳

災害時には、情報伝達やメモを残す手段が必要です。自分がいつまでどこにいたか、状況などを伝えるためにメモは非常に役立ちます。また、聴覚障害を持つ方など、言葉でのコミュニケーションが困難な場合の手段としても有効です。 紙自体に防水性がない「情報カード」 のほか、カバー部分が水を弾く素材でできた「防水メモ帳」もあり、雨天時の利用を想定すると便利です。
まとめ
今回ご紹介したセリアの100均防災グッズは、緊急時に非常に役立つものばかりです。特に衛生用品や健康に関わるものは、大地震後には真っ先に店頭から消えることが予想されます。
防災グッズは、いざという時の生命線です。日頃から健康に気を使いつつ、ぜひこのリストを参考に、手に取りやすい100均アイテムから準備を進めてみてください。
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