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第2回:エンディングノートは家族への贈り物

稲光祥一

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エンディングノートと聞くと、「難しそう」「縁起でもない」「まだ早い」と感じる人も少なくありません。けれど実際に残された家族からは、「書いておいてほしかった」という声がとても多いのです。

たとえば、私の経験から父親が入院した時に先生から「延命治療をどうしますか」と聞かれ、この時初めて父親は実際のところ「受けたかった」のか「受けたくなかった」どうしてほしかったのかわからず非常に家族で困惑しました。また、家のこと、お墓のことなどにおいても何も聞かされていなかったので大変な労力と時間、費用がかかりました。

終活って一括りで言ってもやることは何項目もあり、その項目に対しても人それぞれ違ってくるわけですから、本当に早い段階で少しずつでも決めておくことが重要になります。こんな時エンディングノートを書いておいていれば、残された人たちに想いや気持ちを伝えわり迷わずに行動できます。

ノートには堅い内容だけでなく「ありがとう」の一言や、「私の好きな歌は〇〇です」といった小さな記録も書けます。あるご家族は、亡くなったお母さまのノートに書かれていた“お母さんの十八番の歌”をみんなで歌って偲び、涙と笑いが混じる温かな時間を過ごせたそうです。

エンディングノートは、未来の家族への“心のプレゼント”。BLESSでは、誰でも書きやすい工夫を盛り込んだノートをご用意しています。まずは1ページ目に「感謝の言葉」書いてみませんか?

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稲光祥一(コンサルタント)

合同会社BLESS

終活教室、エンディングノートの書き方教室、資産運用から保険の見直しまで相談できるコンサルタント。個別対応はもちろん、気心知れた仲間を集めてもらい終活や投資、保険の勉強を堅苦しくなく学べる。

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