第3回:親の介護と自分の未来
第1回:終活は“生き方の整理”
「終活」という言葉を耳にすると、多くの人が“死に向けた準備”という少し重たいイメージを持つかもしれません。けれど、本来の終活は「死の準備」ではなく、これからの人生をどう過ごすかを考えるための「いき方の整理」だと私たちは考えています。
一昔前、「老い」と「死」は隣り合わせでした。それが医療の進歩と健康意識の高まりで、「老い」と「死」は直結せずその距離はずいぶんと遠くなってきました。
40年前の平均寿命は男性:73歳、女性:79歳・・・現在は男性:81歳、女性:87歳・・・。
このように高齢化社会が進み、自分のことを十分に考える時間を持てるようになったことで「終活」の必要性を強く感じ、どうにかしたいという思いの方も増えてきています。
例えば、家の中に眠っている写真やアルバムを見返してみること。そこには家族との思い出や、自分の歩んできた道がたくさん詰まっています。思い出を整理することは、ただ片づけをするだけではなく、「自分がどんな人生を歩んできたのか」「これから何を大切にしていきたいのか」を見つめ直すきっかけになります。
また、これから挑戦したいことや、もう一度訪れてみたい場所を考えてみるのも素敵なことです。やりたいことをノートに書き出すだけで、未来に楽しみが増えていきます。
終活は、家族のためだけにするものではありません。自分自身が安心して前向きに生きるための準備でもあるのです。BLESSは、そんな「これからを楽しむための終活」を、ひとり一人に寄り添いながらサポートしていきたいと思っています。



