クレーンゲームと終活!?
【終活で心の不安を解消】知らないと損する準備方法を徹底解説
終活とは人生の終わりの準備(相続や介護、葬儀、老後を支えるサービスなど)を行うことをいいます。
終活は何歳から行っても問題はなく、むしろ体力・気力に余裕がある40代を目安に、早い段階から少しずつ終活をはじめることで、計画的かつ時間をかけて進めていくことができます。
終活を行うことで多くのメリットを受けることができますが、生きている内から死への準備をするのは抵抗があるかもしれません。そこで本記事では終活に関する知識だけではなく、具体的な方法や相談先についても詳しく説明します。
年齢別終活のポイント
終活と聞くと「現役を引退した世代や余命が僅かな方が行うもの」と考える方が多いでしょう。しかし終活を始める年齢は決められていません。最近では、20〜30代で終活を行う人もいます。
◎20代【自立を意識し、将来を見据える】
20代は、自立した生活を送るための将来について考えていきます。始める終活ポイントは以下の通りです。
・保険や資産運用など、お金の運用・貯蓄方法を学ぶ
・エンディングノートの作成
・デジタルデータの管理
・断捨離は不要
・親世代の終活についても一緒に考えられる
・デジタルデータ(写真や動画、SNS等のアカウント情報、パスワード)を整理。
◎30代【資産計画を立てる】
30代は収入が安定し始める時期であると同時に、結婚や出産・住宅や車の購入といった大きな出費が増えるタイミングでもあります。そのため、30代の終活では今後のライフプランを考えながら、資産計画を立てられるように以下のポイントを抑えておきましょう。
・老後の資産計画を考える
・今後のライフプランを計画
・断捨離は、少しずつスタートさせる
・エンディングノートの作成
・遺書の作成
◎40代【終活に向けた準備を行う】
40代は、少しずつ終活に向けた準備を始めるのに最適な時期です。早めの断捨離やエンディングノート、さらには葬儀社と生前契約を結ぶ方もいます。40代の終活ポイントは、以下の6つです。
・断捨離と身辺整理を始める
・資産状況の見直し
・健康について考える
・生前契約について検討する
・人間関係や自身のこれからについて考える
・エンディングノートの作成、または見直し
40代は親の介護が始まるタイミングとも言われるため、自分の健康だけではなく家族のライフプランにも合わせ整理しておくといいでしょう。
◎50代【老後を見据えて備える】
50代は、退職後の人生や老後の暮らしを意識するようになる時期です。
・エンディングノート、お墓、葬儀など具体的に考え行動する
・金銭面での具体的な見通しを立てる
・医療や介護の補助制度を知っておく
・資産の処分についてを検討する
・老後のやりたいことをリストアップする
・エンディングノートの作成、または見直し
老後は出費しないと思われがちですが、月30万かかるとも言われています。財産整理も行いつつ、老後の生活費の工面の方法等を考えておきましょう。さらに、医療や介護などの補助金制度などを知っておけば、万が一の時にも自分で対処できます。併せて住宅や土地などの資産も処分するかどうかを検討しておくといいでしょう。
◎60代【できることから進めていく】
60代は定年を迎えたり、身体の衰えを感じたりする大きな節目です。
・退職後を意識した金銭感覚や貯蓄を考える
・相続関係や財産整理を行っておく
・必要なもの以外は断捨離をする
・エンディングノートには介護や葬儀の希望も書きこむ
・家族と老後について話し合いをする
終活は判断力や体力が必要です。動ける内にできることから行いましょう。
◎70代以降【無理なく前向きに行う】
70代以降は仕事も定年しているため、時間をかけて終活を進められますが、万が一のことが起こった時、家族が困ったり自身の後悔に繋がることもあるため、以下のことを早めに行ってほしいです。
・家族と情報を共有するため、一緒に終活を行う
・終活アドバイザーに相談
・免許の返納を検討する
・家や車など資産の確認・見直し
・遺影写真の撮影
・エンディングノートの作成
・遺言書の作成
今後の計画を立てるなら、ファイナンシャルプランナーや終活の専門家など専門的な知識を持った人に相談すると、スムーズに進めることができます。
今回は年代別の終活を考えるポイント紹介いたしました。 また終活は自分が「終活を始めたい」と感じた時に始めることが一番のポイントです。 始める年齢は、決まっていません! 終活は遺族のためだけではなく、自分の『今後の人生』を深く考えるきっかけづくりでもあります。 ぜひ一度向き合うことをお勧めします。