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在宅介護は増加する傾向に! その時あなたはどうする?

稲光祥一

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在宅介護には利点もある一方、落とし穴や注意すべき点もある


1.介護者の心身の負担

  ・身体的負担:長時間の介護や夜間の見守りで介護者自身が疲弊することがある。
  ・精神的負担:介護ストレスや孤立感が原因で、うつ状態になる可能性がある。
  ・ケアの偏り:家族内で特定の人に介護負担が集中してしまうことがある。

2.介護の知識不足

  ・正しい介護技術を知らないと、健康状態が悪化したりケガをするリスクがある。
  ・介護用具や福祉サービスの利用方法を知らずに、必要以上の負担を
   抱えてしまうことがある。

3.経済的負担

  ・在宅介護は施設よりも安い場合もあるが介護用具購入やリフォーム費用などの
   出費がかさむことがある。
  ・介護による収入減少:仕事を辞める、仕事時間を減らすことからの負担。

4.家族内の人間関係の悪化

  ・介護をめぐり負担の不公平から家族間のトラブルが起こることがある。
  ・誰がどれだけ責任もって持つべきかの話し合い不足が原因になることが多い。

5.介護される側も、する側も孤立してしまう

  ・在宅で介護をすると他の人との交流が減っていき、知らぬ間に孤立してしまっている。
  ・困っても誰かに相談する余裕もなく一人で抱え込んでいってしまうことがある。

6.緊急時の対応不足

  ・病状の急変、転倒などの事故に迅速に対応できる環境が整っていないことがある。
  ・近隣に頼れる医療機関や支援サービスがない場合がある。

7.サービス利用の認識不足

  ・訪問介護、デイサービス、ショートステイといった外部サービスを活用せず、
   家族が無理をしている。
  ・地域包括支援センターなどの相談窓口の存在を知らないことがある。

≪対策≫

  

適切なサービスの利用

  ・自治体や介護サービスの知識を身につけ積極的に利用する。 

負担の分担

  ・家族内で役割を明確化し、定期的に話し合いの場を持つ。

情報収集

  ・介護技術や利用可能な支援を学ぶ場を利用する。

介護者のケア

  ・介護者自身の休息や息抜きの時間の確保が大切。



以上のことは、私自身が経験したことです。 目の前のことだけを淡々とこなす日々が続き、誰かに相談することも頼る余裕もなくなっていきます。 早くから介護に対する知識や行動を知っていれば、もっと優しい気持ちで親のことを介護できたのではないかと後悔しています。 必ずと言っていいほど誰もが介護を経験します。 その時に介護される側も、介護する側もお互いが負担なく友好な関係でいることが望ましくハッピーなことです。
これからも介護だけではなく、終活にかかわる情報を提供させていただきたいと思っております。

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稲光祥一(コンサルタント)

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資産運用から保険の見直し、終活、エンディングノートの書き方まで相談できるコンサルタント。個別対応はもちろん、気心知れた仲間を集めてもらい終活や投資、保険の勉強を堅苦しくなく学べる。

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