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構造計算など木造建築に関する業務を代行し、現場の負担軽減やコスト削減をサポート

木造建築のCAD入力・構造計算・接合金物のプロ

佐藤彰

佐藤彰 さとうあきら

#chapter1

プレカット加工のCAD入力、構造計算、建築確認申請書類の作成を一括で対応

 「2025年4月に改正された建築基準法により、従来は不要だった平屋や2階建ての住宅でも厳密な構造計算を必要とされることが増えてまいりました。工務店や木造関係のビルダー、プレカット業者さまの手間を省き、建築業界における転換期にスムーズに順応できるよう伴走支援します」

 そう話すのは、新潟市の「メタルサポート」の代表・佐藤彰さん。住宅の骨組みなどをつくる木材を事前に工場で加工する「プレカット」において、工作機械を動かすためのデータ作成やCAD入力、耐震性など要件に即した構造計算を代行。CADオペレーターら国内外のネットワークを駆使し、全国から依頼を受けています。

 「当方で、プレカット図の作成から構造計算まで一元管理して、修正が生じた際も綿密に情報を共有し、行き違いなどのミスも防ぎます。窓口を一本化し、円滑に作業を進めることで納期を大幅に短縮できるのも、大きなメリットになるはずです」

 経験豊富なスタッフが在籍し、300~400ページに及ぶ詳細な構造計算資料は、エンドユーザーである施主の安心感につながると言います。

 柱と梁を組み上げる在来工法や、金属製のパーツで木組み部分を補強する金物工法、壁材や床材を組み合わせ面で構成するパネル工法などで使用する建材や接合部品も販売。構造計算に基づいて適切な資材を選定して見積もりを出すことで、材料費の削減にも繋がると言います。

 「一括でも、書類作成など一部だけでも請け負います。繁忙期だけのご利用も可能で、皆さまのご負担を和らげます」

#chapter2

「金物工法」の知見を糧に独立し、現場の負担を軽減すべく代行業をスタート

 佐藤さんは大学卒業後に地元の新潟に戻り、鉄鋼卸の大手に就職。プレス業者や板金業者向けの営業に従事し、1987年に新興の金物メーカー「タツミ」の創業者に誘われ転職。木材を専用の金具でつないで地震の揺れなどに対抗する「金物工法」の普及に従事しました。

 「全国を巡って販路拡大に努め、国の研究機関や大学教授と交流する中で金物工法の有用性について造詣を深めました。中国の企業と合弁事業を興した際は、製造工場の立ち上げや技術指導にも携わりました」

 1995年の阪神・淡路大震災後、耐震性に優れる金物工法が脚光を浴びるように。さらなる普及を目指し、建築基準法が改正された2000年にタツミを含む4社が合弁して、千葉で金物工法専用のプレカット企業を設立。発起人として関わった佐藤さんは、2005年から8年間、代表取締役として事業をけん引しました。

 建材商社にも出向し、58歳で帰郷して独立。約30年にわたり培った金物工法の深い知見と、プレカット業を介し、国内外で築いた幅広い人脈を生かし、2015年に「メタルサポート」を創業。当初は接合具の企画・販売が中心でしたが、プレカット業では必須のCADオペレーター不足を実感し、代行業を始めます。

 「構造計算や建築確認申請書類の作成など、法律改正に備えて2024年に設計事務所登録を行うなど体制を整え、2025年6月からサービスを本格化しました。お客さまにしかできない仕事に注力できるよう、外注できることは当方にお任せください」

#chapter3

学校や福祉施設など非住宅の建築にも対応し、現場に即した接合金具を製作

 昨今は少子化を背景に住宅の着工数が減少傾向に。佐藤さんは、保育園や学校、福祉施設といった「非住宅」の建築にも力を入れています。

 「かつて木造では難しいとされた、柱のない大空間や複雑な形の建物も、接合部品が進化し、強度が高い木材が開発されたことで実現できるようになりました。感受性を育むなど、子どもたちの情操教育にも木のぬくもりは最適です」

 佐藤さんは、特殊なデザインや形状にも対応する新型CADをいち早く導入し、意匠性が高い建築物のデータ入力を受託。既製の金具が使えない場合は、長年積み重ねた金属加工のノウハウを生かし、特注品も製作しています。

 また、オーストリアのシュミット社による高性能ビスの輸入代理店として、世界基準の技術を活用。常に一歩先を見据える姿勢で、施工品質の向上に励んでいます。

 「用途が拡大し、断熱性や気密性を備えた高性能住宅など多様化していく木造建築や、厳格化していく法制度に対処するため、CAD入力、構造計算、建築確認申請の書類作成に関するお手伝いを強化していきます。接合具でもニーズに応え、必要なものを必要な数だけ納品する邸別発注も承ります」

 大手企業はもとより、人的、資金的にもリソースが限られた地域の小規模な業者もサポート。「皆さまの良きパートナーとして、共に日本の伝統工法を守り、時代に即した堅固な仕様を未来に引き継いでいきたいですね。ささいなことでも気軽にご相談ください」と呼び掛けます。

(取材年月:2026年1月)

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佐藤彰

木造建築のCAD入力・構造計算・接合金物のプロ

佐藤彰プロ

プレカットCAD代行入力、木造住宅の構造計算

株式会社メタルサポート

金物工法の木造建築において、CAD入力・構造計算・建築確認申請書類作成を一括で対応。約30年の業界で培った知見と国内外の専門家ネットワークを生かし、非住宅や高性能住宅など複雑な案件にも対応します。

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