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確かな実績に裏打ちされた、信頼の心理カウンセリング

心の悩みを解きほぐす心理カウンセリングのプロ

竹内勝昭

竹内勝昭 たけうちかつあき
竹内勝昭 たけうちかつあき

#chapter1

「病気治しは癖治し 」相談者はもちろん、取り巻く環境まで考えたトータルケアが大切

「ここに来た人が明るく穏やかに、心の元気を取り戻していく姿を見るのが何より嬉しいんです」。にこやかに語るのは、これまで5,000人以上の相談者と向き合ってきた心理カウンセラーの竹内勝昭さん。
[うつ]や[不登校]といった言葉が日常会話にも登場する今と違い、竹内さんが長野パーレック心理相談室を開設した1970年代は、[心の病]そのものがまだ一般には正確に認知されていなかった頃。にもかかわらず、当初から相談者は引きも切らず。そこで、必死に勉強してカウンセラー業に専念されたそうです。

現在は“明るい明日を目指して!”をモットーに、個人面接によるカウンセリングと並行して精神保健福祉士の国家資格も取得し、心理社会的アプローチにも力を入れています。「不登校の場合、その子に対するカウンセリングや療法だけではケアしきれないケースがとても多い。家庭や学校など環境面も考え、場合によってはご家族とも相談しながら受け入れ態勢を整えていく。それが心理社会的アプローチです」。現在は教育委員会でも社会福祉士や精神保健福祉士が任用資格となっているスクールソーシャルワーカを採用し、スクールカウンセラ-と共に学校で活躍しています。

過去10年に及ぶスクールカウンセラーとしての経験を踏まえ、大人のケースに対しても同様に家庭・職場をはじめ社会全体のサポートが重要と話す竹内さん。「環境が改善され、その人を正しく理解するのが大切。それに基づいて受け入れられることで救われるケースは少なくありません」。

#chapter2

カウンセリングの基本はしっかり、指導で着実に改善

「カウンセリングの基本はまず傾聴、そして受容と共感。『つらい』と言われたら『つらいんですね』と、ひたすらそのつらさをなぞるように心から聴く事です」。そうやって最初に話を聴いたり心理検査をするのがインテーカーの豊子さんの仕事。その段階で『ラクになった!』と納得して帰っていく人も3割ほどいるとか。

では、そうでない人のためにはどうするか――竹内さんが実践してきたのが前田心身療法。「今でいう認知行動療法に近い方法で、認知のみならず知覚にも大きな関心を払います。『病気治しは癖治し』その癖のために苦しみがあるときは、癖取りのための積極的な療法も必要。不安や恐怖を感じて逃げ出したくなったり、どうすればいいか分からない時、こうすれば治るという具体的な方法をカウンセリングします」。ここで話している時は良いけれど実生活に戻ったらダメになってしまう、従来のカウンセリング(非指示的カウンセリング)では効果が無い方には傾聴や受容にプラスして、独自の指導や提案(指示的カウンセリング)をしているそうです。

例えば、不登校児童に対するカウンセリングでは、「学校へ行きなさい」と言うような登校刺激を与えないのが主流。ですが、竹内さんはカウンセリングの基本は忠実に守りつつ、時間をかけて少しずつ上昇志向を持たせるよう指導していきます。それは徹底した研究と長年の経験、確かな実績から培われたもの。「たくさんの症例と向き合って改善してきたプロとしての自信があるからできるんです」。まさに45年のキャリアがあってこその療法と言えるでしょう。

竹内勝昭 たけうちかつあき

#chapter3

心の“風邪”が“肺炎”になってしまう前に、気軽に相談を

竹内さんの元を訪れる人の中には、こんな人も。「大企業に勤める男性で、課長に昇進したら工場見学のお客さんをガイドしなければならなくなった。そうしたらガイドをするたび汗が滝のように流れて止まらない。周囲からは昇進を祝福されるけど、自分は苦しくてたまらないと相談に来たんです。そこで『では、自分の意志でできるだけたくさん汗をかいてきてください』と指導しました。男性はきょとんとしていたけれど、一週間後『ダメだった、かけなかった』。『じゃ、次こそかいてきて』・・でも、かけない。もう一度・・やはりダメ。それを繰り返すうちに治ってしまいました」。
これはフランクルの逆説療法によって改善した多汗恐怖症のケース。ほかにも心が原因で起きる身体の不調・変調は様々なものがありますが、竹内さんはそれぞれに適切に対応しています。

「うつは誰もがなり得るから“心の風邪”って言うけれど、放っておくと“心の肺炎”にまでこじらせてしまう。でも、医師からの投薬やカウンセリングを受ければ決して治らないものではないんです。それが分かるだけでも気持ちがラクになります」と竹内さん。「カウンセリングと聞くと、何となく敷居が高く、皆さん、身構えてしまいます。でも、もっと気軽に、友達に悩みを打ち明けるような感覚で来てもらっていいんですよ」。
インテーカーである奥様と一緒に、趣味の楽器演奏を通じて地域へも貢献している竹内さん。二人が醸し出す和やかな雰囲気こそ、心の病を解きほぐす妙薬なのかもしれません。

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竹内勝昭

心の悩みを解きほぐす心理カウンセリングのプロ

竹内勝昭プロ

心理カウンセラー

長野パーレック心理相談室

相談者5,000人以上、悩みの改善率85%の確かな実績が強み。カウンセリングをベースに、現実生活に即した「前田心身療法」をはじめ、それぞれのケースに応じた最新最善の療法を実践していきます。

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