心を育てる、人材育成のプロ
村山るり子
Mybestpro Interview
心を育てる、人材育成のプロ
村山るり子
#chapter1
あなたは今、幸せですか? なりたい自分になれていますか?
もしもその問いに、自信をもってイエスと答えられないのであれば、ぜひ訪ねてほしい人がいます。それが、『ハート栽培』の村山るり子さんです。
人材育成のプロである村山さんは、OZOCやUntitleなどのラインで知られる世界的アパレルメーカー『ワールド』で、自社の社員教育や、契約企業にて接遇やマナーのセミナーを行ってきました。「ワールドという会社は、企業内での教育が盛んで、非常に評価が高かったんです。それで、他社の人事の方から“わが社でも”というお話をいただいて、私がインストラクターとしてお邪魔しておりました。セミナーの内容は、伺う会社によってさまざまでしたが、基本的に現場に入り、最終目標までのプログラムを作ります。とても実用的なのが一番の特徴でした」と話します。
人材育成のセミナーというと、どうしても新人研修のようなものを想像しがちですが、「私が担当したのは主に中堅と呼ばれる方たち。“分かったつもり”になっている方たちに現実を見ていただくことから始めます。まずは、自分自身と向き合うこと。何が良くて、何がダメなんだろうと考えていただくのが、私のスタイルなんです」と。
#chapter2
大学を卒業後、『ワールド』に入社した村山さん。当時は「非常に新人の研修が厳しいことで知られていました。辛い研修合宿の中で、私は初めて自分自身が何者であるのか、考えたんですね。実は、それこそが会社の目的だったわけです。自分が本当に望むことは何か? そして、望むことを実現するために積極的に自分を表現することの大切さを、私は身をもって学ぶことができたんです」。
その後、16年間の会社員生活の中では、営業の現場を経て、人材育成の部門を担当。社内初の女性管理職に抜擢されるなど活躍をされました。「私が就職したころは、ずっと続けられる女性の職業と言えば教員か看護師しかなかったんです。そんな中で、ずっと男性と対等に仕事をしたい! と気張って来ました。でも、ある日気がついたんですよね。男性には男性の、女性には女性の役割があるって。張り合うのではなくて、共存することが大事。そう気付いてからは、仕事もスムーズにいったような気がします。私がみなさんにお教えしていることは、すべて自らの経験に基づくことなんですよ」。
#chapter3
そして今年、村山さんは、これまでのすべての経験と情熱を注ぐべく『ハート栽培』を立ち上げました。これは、読んで字のごとく、クライアントの心を育てることを目的とした事業です。
現在は、ソフトバンク、山形の漬物の老舗・壽屋寿香蔵、山形県金山町、病院や旅館などで人材育成・マネジメント・接遇などの講習を行っています。
「どんなクライアントでも、基本は、まず自分と向き合っていただきます。なりたい自分の姿を見つけてもらうことです。それから、レッスンを受けていただく方々には、“おもてなしの心”を養っていただきたいのです。例えばそれは、接客業であれば直接お客様との中で発揮されるでしょうし、オフィスの中や家族、それから友人や恋人だって、“おもてなしの心”、つまり相手を思いやる心を持って接すれば、いろいろなことが上手くいくんです。そのちょっとしたヒントを差し上げるのが、私の『ハート栽培』なんです」。
“人材育成”“接遇”と聞くと、企業向けの堅苦しいものを想像する方もいるかもしれません。でも、村山さんの『ハート栽培』は、誰もが利用できるカジュアルなもの。例えば、子育てに悩むお母さんたち、家庭の中で居心地が悪いと感じるお父さんたち。そして今、就活や婚活をしている方、そして、言葉にできないモヤモヤを心に抱えている方、そして冒頭のように“今、自分は幸せである”と胸を張って言えない方は、ぜひ『ハート栽培』を体験してはいかがでしょうか。自分自身を発見して、よりよい未来を開くためのヒントも見つけることができるはずです。
(取材日:2011年8月)
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心を育てる、人材育成のプロ
村山るり子プロ
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ハート栽培
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