PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

欧州での実体験と生演奏を融合し、企業や教育現場に新たな学びを届ける

生演奏付き講義・研修で企業・行政(教育)の気付きを促すプロ

山村有佳里

山村有佳里 やまむらゆかり
山村有佳里 やまむらゆかり

#chapter1

欧州文化の知見と生演奏を融合し、企業や行政、教育機関へ体験型の講演・研修を提供

 フルート・ピッコロ奏者の山村有佳里さんは、約12年にわたる欧州生活を経て、現在は京都を拠点に活動する音楽家です。イギリスやデンマーク、チェコ、ベルギーなど複数の国で生活しながら音楽活動を重ね、国際舞台での演奏経験も積み重ねてきました。現在は演奏活動に加え、企業や行政、教育機関向けの講演・講義・研修にも力を入れています。

 特長は、自身の欧州での実体験と音楽表現を組み合わせた独自のスタイル。講義と生演奏を組み合わせたレクチャーコンサートの形式を取り入れ、欧州各国の音楽や文化、歴史を切り口に、その背景にある社会構造や価値観、人々の暮らしについても分かりやすく伝えています。

 実際に現地で生活した経験をもとに語られる内容は、リアルな体験を伴った学びとして受け取ることができます。約12年にわたる欧州生活の中で、4カ国以上に拠点を置き、7カ国以上で活動してきた経験をもとに、講演内容に関連する楽曲の演奏も交えながら伝えている点は、山村さんならではの強みです。

 一見難しく感じるテーマも、現地での出来事や食文化、日常のエピソードを交えながら解説。さらに講義内容に関連する楽曲を自ら演奏することで、知識だけでなく感覚的な理解にもつなげています。

 「講義で取り上げた国や文化、人々の暮らしを、音楽を通して感じていただくことで、ご自身の体験として受け取っていただけると思います」

 海外に拠点を持つ企業の赴任前研修や、視野を広げるための企業研修として導入されるほか、行政や教育関係者向けの講演にも取り組んでいます。

#chapter2

欧州生活で培った、人と社会を多角的に捉える視点

 山村さんの活動の根底にあるのは、欧州での長い留学生活の中で培われた、人と社会を見つめる視点です。

 フルーティストとしての才能を磨く中、憧れでもあった英国へ留学。その後は、ウィーンやパリといった王道の留学先だけでなく、北欧や東欧を含めた4カ国ほどを拠点に音楽活動を重ねてきました。異なる文化や歴史を持つ土地での暮らしは、人として、また音楽家としての感性をより豊かに育むことになりました。

 「その国を代表する音楽家や文豪、建築家といった、私たち日本人にもなじみのある人物や作品に、より自然に触れられる日々を過ごしました。同時に、美しい街並みや豊かな文化、人々の穏やかな暮らしの背景に、過酷な歴史や厳しい記憶といったものが、今なお息づいていることを知りました。音楽家である前に、そうした背景を持たない異邦の人として、そんな現実にも目を向けないわけにはいきませんでした」

 この経験は、芸術をその背景にある社会や人々の営みとともに捉える視点につながり、現在の講演や研修で語られる内容の土台にもなっています。

 約12年にわたり各国の第一線で活躍する演奏家や教育者と接し、多くの知見や得難い言葉を受け取ってきた山村さん。教育や人材育成の分野に向けた講演にも力を入れており、帰国後はコンクール審査員や指導者としても活動しています。目標達成に向けた考え方や挑戦を続けるための姿勢を伝えながら、若者から大人まで、新たな一歩を踏み出そうとする人々への励ましとなる講演にも取り組んでいます。

山村有佳里 やまむらゆかり

#chapter3

演奏・映像・言葉を組み合わせ、体験として残る表現を追求

 11歳でフルートを始めて以来、山村さんは長年にわたり音楽と向き合ってきました。近年は演奏だけでなく、映像や文章演出を組み合わせた表現にも取り組み、音楽体験の可能性を広げています。

 「書籍を執筆する機会をいただいたことで、言葉による表現の奥深さを改めて知りました。海外では、写真家やダンサーと演奏家など、異なる分野のアーティストとのコラボレーションも、ひとつの芸術発信として一般的です。音楽と言葉、さらに映像を組み合わせることで、より豊かにメッセージが届けられるのではないかと考えています」

 山村さん自身が紡ぎ出した演奏に、映像演出を重ね合わせることで、作品に奥行きと陰影を加えるインスタレーション表現に。独自の世界観をより鮮明に表します。

 制作にあたっては、講義資料と同様に構成から細部の演出までを自らの手で担い、まるで音符を一音一音たどるような繊細さで作り上げていきます。美術館やプラネタリウムなどでの演奏会での実績も、新たな体験価値へと昇華。音楽を通じた学びや気付きを、より多面的に届けています。

 「私自身が欧州で経験したリアルな視点が、新しい知識や教養、価値観に触れるきっかけになればうれしいですね。音楽を通して世界を知ることで、日常から少し離れて気持ちを切り替える時間にもなればと思っています。仕事や暮らしを豊かにする一つの機会として届けていきたいです」

(取材年月:2026年4月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

山村有佳里

生演奏付き講義・研修で企業・行政(教育)の気付きを促すプロ

山村有佳里プロ

音楽家・ヨーロッパ文化・感性教育研究(音楽)

欧州で培った文化的知見と演奏経験を生かし、講義と生演奏を組み合わせた講演・研修を提供。知識理解にとどまらず体験として定着させ、企業・行政(教育)の視野拡張や気付きを促すプログラムを展開しています。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ京都に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または京都新聞が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO