不動産経営や税務・労務に関するお悩みに多方面から応えるプロ中山竜也

不動産経営や税務・労務に関するお悩みに多方面から応えるプロ

中山竜也

多角的な視点からバランスのとれた提案で不動産オーナーの悩みに寄り添う

　「不動産を手にしたときから手放すまで、どれだけ税金がかかるか知っていますか？」
　不動産オーナーに向けて問いかけるのは、京都市右京区に「中山竜也税理士・社会保険労務士事務所」を構える中山竜也さんです。

　「不動産を購入、建築したときの不動産取得税やや登録免許税からはじまり、所有中には固定資産税、賃貸収入による所得税や事業税などが発生します。さらに売却したり引き継いだりした場合の相続や贈与にも所得税（譲渡所得）、相続税や贈与税といった税金を納める必要があります。不動産は最初から最後まで、税金が付いてまわるので、上手に活用できなければ、資産を増やすどころか税金だけを支払うことにもなりかねません」

　中山さんは法人や個人の会計業務・税務代行のほか、財務分析や節税といった経営コンサルティングを実施。中でも、不動産にまつわる税の知識と情報不足に悩む不動産オーナーのサポートに力を入れています。

　「新卒で入社した不動産会社で仲介業務に携わった際、オーナーの心配事は空室による収入減だけでなく、税金や事業承継、不動産の有効活用など多方面にわたると気づかされました。不動産をとりまく問題は多様で、税金については税理士、資金繰りは銀行、建物の老朽化対策は管理会社やリフォーム業者と窓口もさまざまで、戸惑うのも無理はありません。これらを一括して受け止め、バランスのとれた提案をする場所を作りたいと考えました」

　中山さんは不動産分野にネットワークを持つだけでなく、自ら賃貸物件を運用。「オーナーとしの視点だけでなく、10回以上の引っ越しで入居者の立場も痛いほどわかります。さらに不動産業者や税理士としての視点を加え、さまざまな方向からより良い施策を導き出すよう心がけています」と話します。

税理士に相談する心理的なハードルをなくしたい

　依頼者から「物腰が柔らかく、話しやすい」「気さくで明るい」との声があがる中山さん。「親身なアドバイスも有り難いけれど、それ以外の話題も興味深くて面白い」「真剣でありながらも、常に笑顔で接してくれる」といった言葉も寄せられるとか。

　中山さんとスタッフ3人が在籍する事務所は、アットホームな雰囲気で、訪れた人もリラックスしている様子がうかがえます。
　「当方のスタッフブログは、お客さまとの面談の席でも話題にのぼる食べ物をテーマにしていることが多いですね。税理士に相談するのは『なんだか難しそう』と二の足を踏む方もいらっしゃるので、少しでも心を開いて楽にしてほしいと思っています」

　プライベートでは3人の子どもの父親で、休日はおいしいモーニングを求めてカフェ巡りをするのが楽しみと話す中山さん。
　「甘い物が好きで子ども好き」といった柔和な一面と併せ持つのが、剣道五段の武道家としての顔です。

　「剣道の指導者だった父の影響で、小学生の頃から稽古を積んできました。入試や資格試験では培った集中力が発揮できたかも。時間を見つけて地域の子どもたちを指導していますが、今でも胴着を身に着け姿勢を正すと、気が引き締まります。これからは次の人たちに何か残せたら良いなと思っています」

　静かに語る一方で「精神統一ができるのももちろんですが、誰にも怒られることなく大声を出して棒（竹刀）を振り回すなんて、日常ではあり得ませんよね。これ以上のストレス発散は今のところ見つかっていません」と笑う中山さん。このちゃめっ気もの魅力のひとつかもしれません。

起業支援にも尽力。経営も不動産運用も税金に早めに関心を持つことで将来につながる

　中山さんが税理士を志した当初から一貫しているのは、「知らなくて損をすることはあっても、知っていて損をすることは少ない」という考え。
　「1枚の書類を提出するかしないかで、税金が大きく変わることもあります。知らないと自覚のないまま大切な資産が目減りしていくかもしれません。毎年の確定申告で帳簿の細かい数字と格闘する大変さを思えば、労力の掛けどころを再考するべきと気付く人も多いでしょう」

　融資に向けた事業計画の策定など起業支援にも取り組んでいる中山さん。「事業規模の大小や、取り扱う商品・サービスの内容に関わらず、早い段階で税金やお金の流れについて関心を持ってほしい」と呼びかけます。

　「目先の売り上げや経費の計算だけにとらわれ、後々困ることになるのは、起業して間もない経営者も不動産オーナーも同じです。月々きちんと収入があるように見えても、各方面への返済や税金の申告が順調でなければ成功とは言えません。黒字化シミュレーションや、個人事業主から法人成りへのタイミングなども、私どものような専門家にご相談いただければ、将来を見据え、対策を講じることができます」

　税金や経営のことだけでなく、「どんなことでもいいから聞いてほしいというのが正直な気持ち」と中山さん。「『税理士ってもうかるの？』なんて質問も大丈夫です。税理士事務所はハードルが高いとは感じて欲しくありません。一人一人に寄り添ったサービスを提供していきます」と力を込めました。

（取材年月：2021年11月）

知らずに損をするのではなく、知ることで適切な対策を

多角的な視点からバランスのとれた提案で不動産オーナーの悩みに寄り添う

税理士に相談する心理的なハードルをなくしたい

起業支援にも尽力。経営も不動産運用も税金に早めに関心を持つことで将来につながる

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