リフォーム・住まいの修繕のプロ
増川務
Mybestpro Interview
リフォーム・住まいの修繕のプロ
増川務
#chapter1
京都市営地下鉄五条駅から歩いて約5分のところにある有限 会社増川工務店。インタビューにうかがうと、代表取締役の増川務さんが元気な声で出迎えてくれました。増川工務店は創業から50年以上の長きにわたって、京都に密着してきた老舗の工務店。三代目の増川さんは一級建築士の資格を持つ弟と一緒に、歴史ある会社を守っています。キッチンや浴室、洗面所などの水まわりのリフォームから、屋根や排水溝などのちょっとした修繕まで、住宅にかかわることならオールマイティーに対応。「住宅の総合病院」と、増川さんは評します。
増川さんは経営者でありながら、完全な現場主義。従業員は雇わずに、ほぼすべての依頼の打ち合わせ、施工、アフターフォローまでを一貫して請け負います「人を雇ったら、それだけコストがかかる。お客さんにはできるだけ安い価格でサービスを提供したいからね!」と、高らかに宣言しました。
建材などの材料をできるだけ安く仕入れることにも努力は惜しみませんが、決して「価格の安さ」だけが長年地域に支持されてきた理由ではありません。「お客さんに頼まれたことは、やって当たり前。ペンキも塗れば、網戸を張り替えることもある。お客さんのご要望を聞くスタンスは、徹底しています。リフォームもするけど、リフォーム専門の会社やないからね。うちは、あくまで工務店。お客さんが何でも気軽に相談できる存在でありたい。“スーパーマルチプレーヤーの工務店”ってところかな(笑)」
豪快に笑う表情には、人なつっこさがにじみ出ていました。増川工務店への安心感は、増川さんの人柄なしには語ることはできません。
#chapter2
現在でも実際に施工を手がける増川さんは、リフォームや修繕の技術力にも自信をのぞかせます。これまでに築き上げてきた実績は数知れず。その実力は折り紙付きです。この技術力の背景には「顧客の要望を聞くスタンス」と「チャレンジ精神」がありました。
「職人の世界は“見て聞いて覚える”のが常識。経験したことのない施工の分野でもお客さんのご要望なら何とかして成し遂げてきた。1日で済む工事に2日も3日も費やしてしまったこともあって、効率だけ見たら悪いかもしれへんけど、こんなことの繰り返しが今の守備範囲の広さにつながっていると思います」。豊富な経験に裏付けられた技術力。増川さんの一言一言には頼もしさがみなぎっていました。
「予算を先に決めたら、その予算を最大限に引き出すための努力をさせていただきます。打ち合わせの段階で見積もりに納得していただけたら、基本的には施工途中に予算の増額をお願いすることはありません。予算内で最高の仕事を手がけるのがプロ! リフォームでも修繕でも大満足のご提案をさせていただきます」
明確な金額の提示と確かな技術力、そして提案力。これらの要素を見れば、京都の地で歴史をつむいできたことにも納得です。
#chapter3
「時代の流れには敏感にキャッチしていきたい」と意欲的に話す増川さん。「時代の流れに付いていくだけで精一杯やから」と謙遜(けんそん)気味に言いますが、またしてもそこには「顧客への思い」が隠されていました。「“耐震構造が注目を浴びれば耐震構造を覚え、エコポイント制度が始まればエコポイント制度を勉強する”といったように、お客さんのどんな要望にもこたえられる準備はしておくつもりです」。さまざまな講習会にも参加し、ホームページやブログを通して情報発信を積極的に行うなど、大らかな人柄の中に勉強熱心な一面が垣間見えました。
「うちみたいな小さな工務店は時代を切り開いてくことはできない。でも、工務店として時代のニーズにはこたえられるようにしておくことが必要やと思っています。業界の一番手にはなられへんけど、究極の二番手を目指します!」
施工後、時間が余ればほかの修繕作業もサービスで行ったり、自身では解決できないことであればほかの業者を紹介することもあるそうです。人情を大切にする姿には「粋」という言葉がよく似合います。そんな増川さんを頼りに、リフォームや修繕のことに限らず、住まいのことで困ったら足を運ぶ人も多いのだとか。「昔ながらの街の工務店」。こんな印象が、強く心に残っています。
キッチンや浴室、洗面所などの水まわりのリフォームから修繕まで、住まいの悩みは増川工務店へ。笑顔が魅力的な増川さんが、誠意をこめて対応します。
(取材年月:2010年3月)
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