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大学院・大学編入受験合格後を見据えた指導が評判。大人が勉強できる塾です

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文

大学院・大学編入受験専門塾「京都コムニタス」塾長 井上 博文(いのうえ ひろふみ)さん
大学院・大学編入受験専門塾「京都コムニタス」の授業風景

#chapter1

大学院入学・大学編入は合格後に「何をするか」が重要

 JR京都駅から歩いてすぐのところに、大学院・大学編入受験を専門とする塾「コムニタス」はあります。塾長の井上博文さんは「大人になってから勉強を始めても決して遅くはありません。むしろ、大人になってからの方が中身の濃い勉強ができるはずです」と、やさしい表情を見せてくれました。コムニタスには大学院・大学編入合格を目指す生徒が集まっています。「再教育」が注目されていることもあって、現役の大学生はもちろん、働き盛りの30歳代の社会人や定年退職を迎えた60歳代まで、生徒の年齢層はとても幅広い。コムニタスは、大人が勉強できる塾なのです。授業は5~8人の少人数制。都合に合わせてカリキュラムを組めるのは、仕事との両立を考える社会人に喜ばれています。「臨床心理士指定大学院」「看護大学の編入」「医学部の学士編入」の三つのコースを柱に、井上さんは多くの生徒を志望校に導いています。

 しかし、井上さんは「合格は最終目標ではない」と断言しました。「正しいことを正しい方法で勉強すれば合格できますが、大学院では合格後に“何をするか”が重要です。大学院側も成果を上げてくれる人を求めていますから。ビジョンを明確に持って入学し、大学院で活躍できる人材を育成することを当塾の方針としています」。また、「大学院は大学の延長ではない」とも。自身も大学を卒業後に大学院の修士課程に進学。その違いを肌で体感し、大学院の修士課程の2年間は「人生の中で一番勉強した期間と自慢できる」と言うほど勉強に没頭したそうです。その時間は1日に15時間から16時間と聞いて圧倒されました。「大学院の修士課程は、おそらくほとんどの人にとって最終学歴となります。そこで充実した学生生活を過ごせば、きっと未来は明るくなると思います」。勉強することの目的は本来、受験の合格ではないはず。コムニタスでは学問の本質に鋭く迫り、学ぶ基礎を作ることに重点を置いています。

#chapter2

生徒の能力を引き出し、大学院で活躍きる人材を育成

 井上さんは家庭教師、塾講師、教材の販売員など、教育にかかわる仕事をたくさん経験してきたそう。そして、教師として勉強を教えた生徒は小学生1年生から70歳まで。まさに教育のスペシャリストと呼ぶにふさわしい経歴を誇ります。現在は英語と論理的思考を学ぶ必修科目を担当。必修科目では論理的思考をはじめ、情報・コミュニケーションに関する知識、そして志望理由の考え方や集団討論の練習などの面接対策を指導しています。 

 井上さんが指導面で大切にしているのは「生徒の能力を引き出すこと」。「大事なのは合格してからですので、生徒が何をしたいのか、潜在的なものも含め引き出して気付かせてあげることが最大の役目だと思っています」。授業以外でも研究計画の打ち合わせを行ったり、英語の読み合わせを行ったりと、井上さんに相談する生徒が列をなすのだとか。「漠然とでも興味のあることがわかっているのなら、疑問を感じる部分を聞いてそこを調べる方法論を提示します。何か外せないキーワードを一つでも挙げてもらえれば、具現化できるようにお手伝いします」。以前、「いじめ」について研究したいと言ってきた生徒がいたそうですが、井上さんは日本全国の教育委員会へいじめの実態や取り組みについて電話調査することを勧めたそう。このように実践型の指導を通して生徒の能力を余すことなく引き出すことが、井上さんの真骨頂です。これまで8年間で育てた生徒は約250人。それぞれが方向性を見つけ出して活躍していると、うれしそうに語ってくれました。

大学院・大学編入を目指す生徒を指導する井上さん

#chapter3

大学院・大学編入を目指すなら、何歳から勉強を始めても遅くはありません

 今も年に最低二本は論文を書いているという井上さん。「自身が現役の研究者だからこそ大学院・大学編入を目指す生徒に伝えられることがある」として、研究者を辞めるときはコムニタスをたたむと心に決めているそうです。研究者としてのストイックな姿勢を貫く井上さんは、入塾相談に来た生徒に必ずこう告げます。「人生でこれ以上ないくらい勉強してもらいます」。この言葉に腰が引けるようなら、入試は止めたほうが良いときっぱりと言い切りました。

 井上さんの夢は研究者を輩出すること。「ゆくゆくは大学院や大学の教員から“うちに入学したいなら、まずはコムニタスで勉強してこい”といってもらえるような塾にしたいと思います」。「何歳から勉強を始めても遅いなんてことはありません」と、踏み出すことをためらっている人の背中を押すように繰り返す井上さん。「子どものころ、もっと勉強しておけば良かった」と後悔しているのなら、大人になった今から大学院・大学編入を目指して、コムニタスの門を叩いてみませんか?

(取材年月:2010年6月)

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専門家プロフィール

井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文プロ

塾講師

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

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