PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

22年の国税局勤務と社労士資格を強みに、企業の税務、労務をサポート

国税局での経験と労務知識を活かす税務のプロ

齊藤究

国税局での経験と労務知識を活かす税務のプロ 齊藤究さん
齊藤究さん相談風景

#chapter1

税務上の課題と人材関連のトラブルにワンストップで対応

「税務はもちろん、労務のご相談にもお応えしたいと思い社労士資格を取得しています。労働者寄りの一方的な現行労働法制から法人を守る就業規則の準備や、人材トラブルが発生しそうな場面でのアドバイスなどもお任せください」

 こう話すのは、税理士と社労士の資格を持ち、節税といった税務上の課題のほか、人材トラブルなど労働問題についても解決に取り組んでいる「齊藤究税理士・社会保険労務士事務所」の齊藤究さん。

 最大の強みは、22年にもわたる国税局での勤務経験です。税務調査の際に、書類のどういう点が特に厳しく注目されるのかなどについて、顧客に細やかにアドバイスをしています。

「対策を講じておくべきポイントは業界によっても違います。多彩な業種の経験がありますから、的を絞って対策をご提案できます。また対策に力を入れても有効性が低いことについては、多くの時間と労力をかけないようなご提案も心がけています」

 齊藤さんは税務調査について精通しているため、顧客が実際に税務署員を迎える場面が訪れても、どんな質問をされるか見越して準備を整え、説明などに自信を持って臨めるようサポートしてくれます。

 さらに税務サポートを通じて顧客の経営面だけでなく、労務面についても把握。トラブルに発展しそうな芽は、プロの目で早めに摘んでおくといった動きが可能です。顧客からは「税務と労務を別々に依頼することなく、ワンストップで解決できると」喜ばれているそうです。

#chapter2

京都に多い宗教法人の税務についても、豊富な実績をもとにアドバイス

 税務の意外な落とし穴についても、齊藤さんの豊富な経験が活きてきます。例えば寺社仏閣は宗教法人なので税金は徴収されないという固定観念に、齊藤さんは警鐘を鳴らします。

「実は宗教法人も税務調査の対象です。私も数多く対応してきました。しかも一気に膨大な追徴課税が発生し、あわてて相談に来られるケースも珍しくありません。宗教法人の場合、何が納税の対象になるかについて、意識する機会が少ないのが原因なのではないでしょうか」

 齊藤さんの事務所のホームページには、駐車場、絵はがき、精進料理などによる収入が「宗教活動上の収入であるか否か」などについて、情報が掲載されています。とはいえ法人によって事情は違うことから、税理士に依頼して納得のいく線引きをすることが肝心。宗教活動上の経費ではないという思いこみによって、かえって多くの税金を払っていたことが発覚し、節税につながるケースもあるといいます。

「ひと昔前と違い、今は法令遵守が行き渡っている時代。寺社仏閣の代が替わる際など、後継者の方々にとって、税務はかなり気になる課題なのではないでしょうか。税務調査を受けられた宗教法人の中からは、払っていない税金があるのではないかと思い悩み続けていたという声も聞きました。檀家(だんか)さんなど関係者の方々がご心配なさるような事態にならないよう、税務対策をしっかりしておくことも、寺社仏閣の繁栄につながるように思います」

齊藤究税理士事務所内

#chapter3

税務と労務のほか、相続や資金繰り、繰り上げ返済などの相談も

 齊藤さんは国税局に勤務している間に、税理士資格を取得。2012年に独立し、2015年には現在の場所に事務所を開設しました。機動力のある40代での独立開業。これからもスタッフを増やしてさらなる規模の拡大や、多様化するニーズにより幅広く応えていける体制の構築に意欲的に取り組みます。弁護士や司法書士といった士業の連携についても、今後とも積極的に広げるとともに、顧客が相談しやすい環境を整えてきておりますと思いを語ります。

「企業であれば、私のように社内事情を十分に把握して税理士と社労士両方の機能を発揮できるサポーターがいれば、多くのメリットを感じていただけると思います。特定社会保険労務士の資格も取得しており、企業と社員に争いが起こった場合も、裁判外紛争解決手続制度にのっとった代理業務に従事することを認められています。弁護士に依頼せず解決に導くことができるケースもあります。企業にとって重要なさまざまな面で、お役に立つことができます」

 税務と労務だけでなく、相続税対策、資金繰りや繰り上げ返済など、さまざまな相談に発展していくケースも。齊藤さんと会話が弾むうち、解決したい問題が話題にのぼり、早めの対策が可能となっていくのです。相続税対策には、不動産鑑定士の資格を持つスタッフが在籍していることも強み。京都府社会保険労務士会理事他複数の役職を務め、同業からも厚い信頼を集めています。「何でも気軽に相談していただける、そんな存在でありたいですね」と話してくれました。

(取材年月:2019年1月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

齊藤究

国税局での経験と労務知識を活かす税務のプロ

齊藤究プロ

税理士

齊藤究税理士・社会保険労務士事務所

22年に渡る国税局での勤務経験から、節税といった税務上の課題を解決の方向に導きます。また社労士資格を活かし、事業者サイドをモンスター従業員から守る就業規則の準備などもワンストップで依頼が可能です。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ京都に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または京都新聞が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO