夏の暑さは屋根からくる!?
「外壁が割れてきた…でもリフォーム費用が高くてすぐには手が出せない」
そんなとき、もしかすると火災保険が使える可能性があることをご存知ですか?
火災保険というと「火事のときだけ」と思われがちですが、実は風災・雪災・雹災(ひょうさい)などの自然災害による外壁の損傷にも適用されるケースがあります。
今回は、外壁塗装と火災保険の関係について、知っておきたい基礎知識をまとめました。
■ 火災保険の補償対象になるケースとは?
火災保険の多くは、以下のような自然災害による突発的な損傷を補償対象としています。
【補償対象になりやすい災害例】
強風・台風による外壁材の浮き・割れ
雹(ひょう)による外壁のへこみ・傷
大雪によるサイディングのひび割れ
飛来物(看板や枝など)による外壁の破損
つまり、これらが原因で外壁が損傷した場合、修繕費用の一部または全額を保険でまかなえる可能性があるのです。
■ 保険が適用されるためのポイント
火災保険を使って外壁補修をするには、以下のような条件と準備が必要です。
① 原因が「自然災害」であること
経年劣化や施工不良では適用されません。
被害が出た日時や原因を明確に記録しておきましょう。
② 被害箇所の「写真」が必要
損傷部の**ビフォー写真(現状)**は必須です。
プロの診断書や修繕見積書も申請に有効です。
③ 申請期限がある
保険会社によって異なりますが、被害発生から3年以内に申請しないと補償されない場合がほとんど。
「前の台風で壊れた気がするけど…」と気づいたら、すぐに相談しましょう。
■ 火災保険が使える“工事の例”
外壁サイディングのひび・割れの修復
塗装工事(破損部分の復旧を伴う場合)
足場設置費用(修繕のために必要な場合)
※保険適用後の追加で、全体塗装を自費で行うことも可能です。
「一部は保険、残りは自己負担で全面塗装」というケースもよくあります。
■ 申請の流れ(一般的なステップ)
外壁の損傷を確認
リフォーム業者に無料点検を依頼
損傷箇所の写真・見積書を作成
保険会社に申請
認定・給付後、工事開始
※経験のある業者なら、申請サポートもスムーズです。
■ まとめ|“保険を活かす”ことも賢い家づくりのひとつ
外壁塗装は、どうしても高額な出費になりがちです。
だからこそ、保険をうまく活用することで費用負担を抑えながら、必要な修繕を行うという選択肢があることを、ぜひ知っておいてください。
「これは自然災害の影響かも?」
そう感じたら、まずは専門業者に無料診断を依頼してみましょう。
もしかしたら、その外壁工事は、あなたが思っているよりもずっと“手が届くもの”かもしれません。



