外壁塗装は“家の健康診断” ~放っておくと家も疲れてしまいます~
「外壁塗装のタイミングは分かるけど、コーキング工事ってなに?」
そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
コーキング(シーリング)は、見えにくい部分ながら、住宅の防水性・耐久性を守る要の工事。
この記事では、そんなコーキングの役割と、劣化によるリスク、そして工事のタイミングについて解説します。
■ そもそも「コーキング」とは?
コーキングとは、外壁の目地(パネルのつなぎ目)や、サッシまわりなどの隙間を埋める柔らかい防水材のこと。
建物に必要な“伸縮”や“揺れ”を吸収しながら、雨水やホコリの侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
■ コーキングが劣化するとどうなる?
コーキング材は紫外線や温度差、風雨にさらされ続けることで、少しずつ劣化します。
以下のような症状が見られたら、注意が必要です。
● ひび割れ
表面に細かいヒビが入り始めると、防水性が低下している証拠。
● 肉やせ(やせ細り)
時間が経つと中身が縮み、すき間が生まれてしまいます。
● 剥がれ・はみ出し
外壁との密着が弱まり、水が直接建物内部へ侵入する恐れも。
劣化を放置すると…
雨漏りや結露の原因に
壁内のカビ・腐食・断熱材の劣化
最悪の場合、構造部分まで損傷
見えない部分だからこそ、定期的なチェックと打ち替えが必要です。
■ コーキング工事の種類
劣化状況や外壁材の種類によって、施工方法は変わります。
【打ち替え工法】
古いコーキングをすべて撤去し、新しいものに交換する基本的な方法。
耐久性も高く、10~15年の寿命が見込めます。
【増し打ち工法】
既存のコーキングの上に新しいコーキング材を重ねて充填する方法。
一時的な補修向けで、耐久年数は5~7年程度とされています。
■ コーキング工事のベストタイミングは?
外壁塗装のタイミングとセットで行うのが一般的
築10年前後がひとつの目安
定期的なプロの診断で状態を把握するのが安心
■ まとめ|“小さなすき間”が家をダメにする前に
コーキングは、目立たないけれど、家を守る縁の下の力持ち。
「たかがすき間」とあなどって放置すると、家全体の寿命に関わる重大なトラブルに発展することもあります。
安心して暮らし続けるために、外壁塗装+コーキング工事のセットプランで、定期的なメンテナンスをおすすめします。



