塗るのは、色だけじゃない ― 外壁塗装がもたらす“くらしの豊かさ”

外壁塗装は、住まいを長持ちさせるための大切なメンテナンス。でも、「どの塗料を選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
現在、一般住宅でよく使われているのは以下の4つの塗料です:
ウレタン塗料
シリコン塗料
フッ素塗料
無機塗料
今回は、それぞれの特長や耐久年数、費用感などを比較しながら、注目の「無機塗料」がどんな人におすすめかをご紹介します。
1. ウレタン塗料 ― コスト重視の定番品
耐久年数:6~8年
価格帯:安価
特長:柔軟性があり、細かい部分の塗装に適している。
かつて主流だった塗料で、比較的安価なためコストを抑えたい方に人気があります。ただし、紫外線や雨風に弱く、頻繁なメンテナンスが必要です。長期的に見ると、塗り替え回数が増えるためトータルコストは高くなりがちです。
2. シリコン塗料 ― 現在の主流
耐久年数:10~13年
価格帯:中程度
特長:価格と性能のバランスがよく、現在最も使用されている塗料。
水切れがよく汚れにくいなど、外壁塗装としての基本性能は十分。多くの塗装業者が標準仕様として扱っています。コスト・性能のバランスを重視する方におすすめです。
3. フッ素塗料 ― 高耐久だが高価格
耐久年数:15~20年
価格帯:高価
特長:高耐候・高耐久で、商業ビルなどにも使用される。
耐久性が非常に高く、塗り替え頻度を大幅に減らせます。その分、施工費用は高め。外壁・屋根を同時に長期間保たせたい方や、メンテナンスの手間を極力減らしたい方におすすめです。
4. 無機塗料 ― 耐候性・長寿命の最上級クラス
耐久年数:18~25年(製品により異なる)
価格帯:フッ素と同等またはやや高め
特長:紫外線に強く、カビ・藻・汚れも付きにくい。塗膜の劣化が非常に少ない。
無機塗料は、セラミックやガラス成分などの「無機物」を主成分とし、有機塗料に比べて圧倒的に紫外線に強いのが特徴。結果として塗膜の劣化が遅く、美しさと保護性能が非常に長く続きます。
また、静電気が起こりにくく、ホコリや汚れが付きにくいという点も魅力。外壁の美観を長期間キープしたい方には、非常におすすめです。
【比較表】
塗料の種類耐久年数費用(相対的)特徴
ウレタン塗料6~8年★☆☆☆☆安価だが耐久性は低め
シリコン塗料10~13年★★☆☆☆標準的。コスパ良好
フッ素塗料15~20年★★★★☆高耐久だが高価格
無機塗料18~25年★★★★★最上級の耐候性と美観保持力
【無機塗料はこんな方におすすめ】
とにかく長持ちする塗装を選びたい
外壁の見た目を長くきれいに保ちたい
メンテナンス回数を減らし、手間もコストも抑えたい
長期的に見てお得な塗装を検討している
まとめ
塗料は、「何年持たせたいのか」「どこに重きを置くのか(費用・耐久性・見た目)」によって選ぶべき種類が変わります。
私たちは、お客様のご希望や建物の状態に合わせて、最適な塗料と施工プランをご提案しています。「どれを選べばいいか分からない」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。無機塗料をはじめ、塗装のプロが分かりやすく丁寧にご説明いたします。
式部建装 式部 遼



