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防犯カメラはもちろん、顧客のニーズに何でも応えられるトータルソリューションを提供

セキュリティ以外でも相談できる“防犯カメラのアドバイザー”

福田俊介

セキュリティ以外でも相談できる“防犯カメラのアドバイザー” 	福田俊介さん
福田俊介さん商談風景

#chapter1

「ゼロ回答はするな!」の姿勢が事業拡大につながる

 横浜市南区に拠点を構える日本ホールシステム株式会社の福田俊介さんは、17年前から防犯カメラの販売を始めて以来、顧客の立場に立った親身なアドバイスと迅速で効率の良いサービスを提供し続けて、各業界から大きな信頼を得ています。

 防犯カメラの主な設置先は、百貨店やスーパーマーケット、公共施設、コンビニエンスストア、インターネットカフェ、パチンコ店、個人小売店、物流倉庫、宿泊施設、集合住宅など、実にさまざま。北海道から九州まで全国に広がっている地域の協力店と密な連携を取りながら、販売から施工、アフターサービスまで一貫して行っています。

 福田さんのこだわりはまず、「5年間製品保証」を付けた機器の品質の良さ。「自分たちの目で見て納得したものしか販売しない!」という思いから、自社内でカメラにシャワーを浴びせて防水テストも行うほどの徹底ぶりです。ユーザーからの声を直接反映し、OEM生産体制を敷くことで、高い顧客満足度と良心的な価格設定の両立を可能にしています。

 とりわけ、「付加価値」として福田さんが大事にしているのが“お客さまの隠れた目的や悩みや本音”を聞き出してBESTな提案をすること。それによって顧客が期待している以上のより良いアドバイスを行うことができ、結果的に約9割という高いリピート率を誇っているのです。

 例えば、「店舗の客入りを確認するために防犯カメラを付けたい」という飲食店オーナーからのご依頼は、実は「店舗従業員の内部不正を防ぐのが目的」だったこともありました。“言われたとおりの場所にカメラを設置して終わり”というやり方は、「本当にお客さまのためになっていないのでは」と福田さん。「極端に言えば、防犯カメラの性能について顧客に説明するのは、資料を見ていただければ分かること。しかしそれだけでは、そのお客さまのための言葉ではありません」と断言します。17年以上の経験と知識から、お客さまの真の悩みや目的を共有して、本当の意味でお役に立てることを貫いてきた姿勢、それが現在の事業拡大にもつながっているといえます。

#chapter2

持ち前のヒアリングテクニックを生かし、オーダーメイドで臨機応変に対応

 日本ホールシステムでは、防犯カメラの販売と設置を主体とする「セキュリティ事業部」のほかに「店舗開発サポート事業部」を併設しています。一例を挙げると、ネットカフェでの防犯カメラ設置以外にも「店内で使うソファやクッション、カバーも作れないか?」という依頼を受けることがあります。また別の物流倉庫では、防犯カメラに加えて照明のLED化と無線トランシーバーをワンセットで受注。まずは何でも顧客の相談に乗り、自社で自信を持って取り扱える物であればオーダーメイドで対応するというわけです。ミリ単位の細かい仕様にも対応できるメーカーで生産して予算内で販売するため、お客さまにも大変喜ばれています。

 こういった臨機応変でユニークな事業展開は、広告代理店で営業マンとしてキャリアを積み、さまざまな業界の知識に通じて、各方面で築いてきた広い人脈を生かせる福田さんならではの強みだといえるでしょう。

 福田さんの信頼厚い営業力は、それだけにとどまりません。防犯カメラの役割は、小売店やスーパー、コンビニでの万引きや、物流倉庫での事故・盗難、マンションでの不審者立ち入りを防ぐのが主な目的だと思われがちですが、特に小売店では客の万引きの他に内部不正の発生に悩んでいるケースがあり、その事情を知っていた福田さんから話を聞いて、「実は……」と顧客から内部不正に関する相談を持ち掛けられるパターンもあるそうです。

福田俊介さんプレゼンテーション風景

#chapter3

最新技術の導入やデザインを視野に入れた、今後のビジネス展開にも期待

 現在、日本ホールシステムで全社を挙げて取り組んでいるのは、AIと連動した監視システムの開発です。例えば、物流倉庫で起こるトラック事故をセンサーが読み取り、AIを通して防災センターへ即時に連絡できるようになるシステム。そのほか、小売店であれば、AIで人の行動をあらかじめプログラムに落とし込み、万が一不審な挙動があれば、記録された最新データが現地からタイムリーに送られてくるというシステムなど、「これらが実現すれば、従来のセキュリティ管理が飛躍的に改善されるはず」と、福田さんは期待を込めて語ります。この実運用に向けてテストを行い、2019年内にはパッケージとして販売する予定です。

 実は防犯カメラをきっかけに、思わぬところで社員の才能が花開き、お客さまにも大変好評を得ていることがあるそう。施工にあたって、防犯カメラの位置を図面化する作業がありますが、このMacを使ったデザインが得意な社員による洗練されたデザイン図面がお客さまの目に留まったのを機に、会社ロゴや名刺、看板デザインなどの依頼も寄せられることが増えています。今後は、こうしたデザイン力を最大限に生かしたビジネスも積極的に手掛けていきたいと福田さんは考えています。

(取材年月:2019年2月)

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福田俊介

セキュリティ以外でも相談できる“防犯カメラのアドバイザー”

福田俊介プロ

防犯カメラ販売・設置専門店

日本ホールシステム株式会社

現場のセキュリティニーズを第一に考えた、防犯カメラに関する積極的な提案を行っています。お客さまのご要望に応じて、デジタルサイネージの広告制作や、店舗で必要な内装品の調達などにも幅広く対応しています。

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