人材不足を武器に変える!飲食・軽貨物に学ぶ持続成長の秘策

川上絢一郎

川上絢一郎

テーマ:時事トレンド 日本

飲食業界の常識を覆すニュース


「飲食業界は厳しい」。
休めない、長時間労働、カスタマーハラスメント(カスハラ)、さらに「稼げない・儲からない」といったイメージが、長年この業界を語る際の代名詞となってきました。

しかし2025年9月、業界に大きな衝撃を与えるニュースが発表されました。
うどん店チェーン「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングスが、店長の年収を最大2,000万円に引き上げる新制度を導入するというのです。従来の上限520万円からの大幅な改善であり、飲食業界の常識を覆す挑戦といえます。

しかも評価基準には 「従業員満足度」や「顧客満足度」** が組み込まれ、AIを活用して測定する仕組みが導入されます。これまで売上や来客数に偏りがちだった評価が、働く人の環境づくりやチームの幸福度にまで広がった点は、他業界にとっても大きな示唆を与えます。

「厳しい業界」だからこその突破口


飲食業界は依然として人材不足に直面しており、離職率の高さも問題視されています。だからこそ「給与水準を大きく改善し、働きがいを創出する」ことが差別化になり、優秀な人材の獲得につながるのです。

一見すると「ブラック」「厳しい」と敬遠される業界でも、戦略次第で一気に評価を覆し、成功を掴むことができる。この丸亀製麺の決断は、その象徴的な事例といえるでしょう。

軽貨物配送業界もまた「厳しい」と言われる


私たちが携わる軽貨物配送業界も、同様に「厳しい」と語られることが少なくありません。
長時間の運転、再配達問題、体力的な負担、競争の激化――こうした課題は確かに存在します。

しかし、だからといって「稼げない」「未来がない」と決めつけるのは早計です。実際に弊社は、神奈川・東京を中心に **創業から12年間、右肩上がりの成長を継続しています。
その理由は、ただ配送を担うだけでなく、

ドライバーにとって働きやすい環境づくり
荷主様にとって柔軟で安心できるサービス提供
ITやクラウド契約システムの導入による効率化

こうした“他社が手をつけていない部分”に徹底して取り組んできたからです。

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敬遠される市場こそ、伸びしろがある


人材サービス業界でもよく言われますが、「誰もやりたがらない業界」には必ず隙間があります。
参入する企業が少ないほど、差別化や独自戦略が成果につながりやすいのです。
飲食業界で「年収2,000万円の店長」という夢のある現実を実現させようとしているように、軽貨物配送業界にも同じチャンスがあります。
例えば、

単なる配送請負から「物流コンサルティング」へと発展させる
個人事業主ドライバーを支援する教育制度やサポート体制を整える
働きやすさや報酬面を明確化し、人材定着を実現する

これらの工夫は、決して大資本だけに可能なことではありません。

おわりに ― 厳しさをチャンスに変える視点を


丸亀製麺の挑戦が示すのは、「どんなに厳しい業界でも、戦略次第で未来は切り拓ける」という事実です。

軽貨物配送業界もまた、敬遠される要素が多いからこそチャンスに満ちています。
弊社はこれからも、「厳しいからこそ挑む価値がある」ことを体現し、ドライバーや企業様とともに成長し続けてまいります。

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川上絢一郎
専門家

川上絢一郎(軽貨物運送業)

ハウンドジャパン株式会社

総売上30億円の軽貨物運送会社が、独自に構築した「持たない経営」のノウハウ&人脈で、在庫・人材・コストを抑えて成功に導く。業界知識のない個人・新規参入の法人が続出し、各年商の2年目平均は1億円を達成。

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