軽貨物業が生まれ変わった!10年で変わる「仕事の質」と「やりがい」

川上絢一郎

川上絢一郎

テーマ:法人向け軽貨物新規事業

働き方が劇的に変わった!進化する軽貨物配送業とその先にある未


この10年間で、軽貨物配送業はまさに「変革の時代」を迎えました。以前は地図帳を片手に道を覚え、配達先を一軒一軒探し回る――そんな“体力勝負”だった仕事が、今やアプリとデジタルツールの進化により、誰でも効率的に働ける“仕組みの勝負”へと変わっています。

アプリの進化で初心者でも即戦力に


一番の変化は、配送アプリの劇的な進化です。配達ルートの自動最適化、顧客とのチャット機能、リアルタイムでの配達状況の共有など、今ではスマートフォン一つで業務のほとんどが完結します。

初めて現場に出る新人ドライバーでも、アプリのナビ通りに動けばスムーズに業務をこなせる。これにより経験の有無に関係なく、一定の成果が出しやすい環境が整ってきました。

地図の精度がもたらす安心感


そして、配送を支える縁の下の力持ちが「ゼンリン地図」です。住宅地の表札やビルの階数、空き家の情報までを徒歩で調査し続けるゼンリンの情報精度は圧倒的。配送先の細かい位置情報が正確だからこそ、ドライバーは迷わず、無駄なく動けるのです。

Googleマップがあっても、最後の最後は「ゼンリン」で決める――そんなドライバーの声が多いのも納得です。

置き配やキャッシュレスで負担軽減


また、配送の現場では「置き配」の普及も大きな変化です。以前は再配達の負担が大きく、時間も精神的なストレスもかかっていました。しかし今では、指定場所への置き配がスタンダードに。これにより再配達率が減少し、1件あたりの労力が大幅に削減されています。

キャッシュレス決済や電子サインの導入も進み、荷受けのやり取りがスマートに。小さな効率化の積み重ねが、働きやすさへと直結しています。

DX化でさらに一歩先の働き方へ


当社では、こうした業界の変化に合わせてDX(デジタルトランスフォーメーション)にも積極的に取り組んでいます。スケジュール管理、業務進捗、スタッフ間のコミュニケーションまでを一元化する仕組みを導入し、マネージャーとドライバーの連携が格段にスムーズになりました。

その結果として、定着率の向上や作業効率アップ、ミスの削減など、目に見える成果が出ています。これが、ドライバー一人ひとりの「働きやすさ」と「やりがい」につながり、ひいては軽貨物事業の安定的な利益創出へとつながっているのです。

10年前には想像もできなかったような働きやすさが、今では当たり前になりつつあります。テクノロジーと現場力が融合した今の軽貨物配送業は、未経験者にもチャンスがあり、長く働き続けられる未来型の仕事です。

今後もこの流れを先取りしながら、より良い環境づくりに努め、軽貨物業界の可能性を広げてまいります。

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川上絢一郎
専門家

川上絢一郎(軽貨物運送業)

ハウンドジャパン株式会社

総売上30億円の軽貨物運送会社が、独自に構築した「持たない経営」のノウハウ&人脈で、在庫・人材・コストを抑えて成功に導く。業界知識のない個人・新規参入の法人が続出し、各年商の2年目平均は1億円を達成。

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