小資本・低リスク・高需要!倒産しないビジネスモデル=軽貨物配送という選択

川上絢一郎

川上絢一郎

テーマ:法人向け軽貨物新規事業

倒産最多時代に“潰れない仕事”を選ぶなら?軽貨物配送という堅



2024年、日本国内の企業倒産件数は過去最多を記録しました。背景には、コスト増加や人手不足、資金繰りの悪化、後継者不在など、複数のリスクが同時に押し寄せる「複合倒産時代」の到来があります。特に、日経新聞が報じたラーメン店の相次ぐ倒産は、多くの中小企業が直面する課題の縮図と言えるでしょう。

しかしそんな中、堅調に成長を続ける業界があります。それが「軽貨物配送業」です。
本コラムでは、ラーメン店の倒産事例を通して、なぜ軽貨物配送業が倒産しにくいのか、その理由と成功するためのポイントを解説します。

資金力の差が倒産リスクを分ける


コロナ禍で中小企業を支えた「ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保)」が終了し、返済開始とともに倒産が急増。特に、創業資金が少なく、財務基盤の弱い個人経営のラーメン店は、2024年に倒産件数72件と過去最多に達しました。

同じく小資本で始められる軽貨物配送業ですが、倒産リスクは圧倒的に低いのが特徴です。その理由は以下のとおりです。

軽貨物配送業が倒産しにくい理由


【1】需要が安定している


EC市場の拡大により、宅配ニーズは年々増加。配送は社会インフラとして機能しており、安定した需要があります。

【2】人件費を抑えられる


一人で完結するビジネスモデルで、人件費のコントロールが可能。売上に応じた報酬体系のため赤字リスクが低い。

【3】価格競争に巻き込まれにくい


案件ごとに条件が異なり、単純な価格競争になりにくい。品質や信頼性が重視される業種です。

【4】中抜き構造からの脱却が進む


クラウドサイン等の電子契約やマッチングアプリの普及により、直取引がしやすくなり利益率が向上しています。

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倒産しないための軽貨物ビジネスの歩き方


【1】法人や既存業者との業務委託からスタート


未経験者は、まず業務委託で稼働方法を学びながら収益を確保するのが安全です。

【2】案件の複線化でリスク分散


宅配、企業便、スポット配送など、ジャンルを分散することで安定稼働が可能に。

【3】電子契約・請求書発行で効率化


クラウドツールを使った契約・請求管理で業務効率と信用力を高めることができます。

【4】営業不要の仕組み化


SNSやHPを使った「見つけてもらう仕組み」を作ることで、自力営業から解放されます。

まとめ:不安定な時代こそ、堅実な事業選びを


倒産件数が過去最多を記録した今、事業の選び方がますます重要になっています。ラーメン店の倒産に見られるような「小資本・感覚頼み・差別化不足」のビジネスモデルは通用しません。

一方で、軽貨物配送業は「小資本・高需要・デジタル対応可」の三拍子がそろった、極めて安定した業種です。副業や脱サラ、再スタートの選択肢として、今こそ注目すべき分野と言えるでしょう。

倒産しないビジネスを目指すなら、軽貨物配送業という堅実な一歩から始めてみてはいかがでしょうか。

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川上絢一郎
専門家

川上絢一郎(軽貨物運送業)

ハウンドジャパン株式会社

総売上30億円の軽貨物運送会社が、独自に構築した「持たない経営」のノウハウ&人脈で、在庫・人材・コストを抑えて成功に導く。業界知識のない個人・新規参入の法人が続出し、各年商の2年目平均は1億円を達成。

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