2月の派遣時給0.8%高 低単価業務が増加という時代に軽貨物ドライバーという安定した職業の合理性

川上絢一郎

川上絢一郎

テーマ:個人で起業したい人向け

近年の労働市場では、人手不足による派遣社員の時給上昇が続く一方で、企業側の負担が重くなり、賃金の伸びが鈍化する傾向が見られます。2024年2月の派遣社員の募集時平均時給は前年同月比で0.8%増の1697円でしたが、前月比では0.3%減少しました。この背景には、企業側のコスト削減圧力や、低単価業務の求人増加が影響していると考えられます。
このような変動の激しい雇用環境の中で、安定した収入と将来性を求めるビジネスパーソンにとって、軽貨物ドライバーという選択肢が極めて合理的である理由を解説します。

固定報酬と成果報酬の両立


軽貨物ドライバーの収入は、契約形態により固定報酬と成果報酬の両方を選択できます。企業の物流パートナーとして安定した案件を獲得できれば、派遣社員のように企業内での立場や収入の不安定さに悩むことなく、安定した収入を得ることができます。運送業界では仕事が無くなる心配がほとんどなく、年収800万円以上も可能ですし、将来的には独立・起業を目指すこともできます。特に、EC市場の成長により宅配需要が高まる中、軽貨物配送の仕事は常に需要がある点も魅力です。

年齢・経歴を問わず活躍できる


派遣業務では、業務内容によって求められるスキルが異なり、未経験者向けの低単価求人が増える傾向にあります。しかし、軽貨物ドライバーは運転免許があれば始められる仕事であり、特別なスキルや学歴は不要です。未経験者でもすぐに働ける環境が整っており、年齢に関係なく活躍できる点が大きなメリットです。

労働市場の影響を受けにくい


派遣社員の時給は景気や企業の人材ニーズに左右されやすいですが、軽貨物業界は需要が安定しています。物流は経済活動に不可欠であり、ECの拡大や食品・医療関連の配送ニーズが高まる中、ドライバー不足が続いています。このため、長期的に見ても安定した仕事を確保しやすい職種といえます。

独立・開業の道が開かれている


派遣社員の場合、雇用主が変わることはあっても、最終的に自分の事業を持つことは難しいケースが多いです。しかし、軽貨物ドライバーは、独立して個人事業主として活動することも可能です。業務委託契約を活用すれば、企業と直接契約し、より高い収益を得ることができます。また、法人化すれば配送業を事業として拡大することも可能で、単なる「働き手」から「経営者」へとステップアップできる点も魅力です。

柔軟な働き方が可能


派遣社員の仕事は、企業の都合に左右されることが多く、勤務時間や勤務地の制約があります。一方、軽貨物ドライバーは業務内容や案件を選択する自由度が高く、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。副業として始めることもできるため、現職のリスクを抑えながら新しいキャリアを築くことも可能です。

まとめ 安定した収入と成長の可能性を兼ね備えた軽貨物ドライバ


労働市場が変動する中で、収入の安定と将来の選択肢を確保するためには、企業の雇用方針に左右されにくい職種を選ぶことが重要です。軽貨物ドライバーは、年齢・経験を問わず始められ、安定した需要がある上に、独立・起業のチャンスも広がっています。

企業のコスト削減や景気の影響を受けにくく、自分のペースで働ける軽貨物ドライバーは、あらゆる世代のビジネスパーソンにとって、合理的かつ安定した選択肢となるでしょう。

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川上絢一郎
専門家

川上絢一郎(軽貨物運送業)

ハウンドジャパン株式会社

総売上30億円の軽貨物運送会社が、独自に構築した「持たない経営」のノウハウ&人脈で、在庫・人材・コストを抑えて成功に導く。業界知識のない個人・新規参入の法人が続出し、各年商の2年目平均は1億円を達成。

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