企業倒産が急増中!今こそ考える「雇用」と「独立」の選び方

川上絢一郎

川上絢一郎

テーマ:個人で起業したい人向け

近年、日本の企業倒産数は増加傾向にあります。帝国データバンクの調査によると、2024年の企業倒産件数は前年比16.5%増の9,901件に達し、11年ぶりの高水準となりました。背景には長期化する経済停滞、物価高騰、人手不足、後継者難など様々な要因があり、多くの企業が経営難に直面しています。

こうした不安定な経済状況の中で、自分の働き方について不安を感じ、転職やフリーランスへの転向を検討する方が増えています。ここでは会社員とフリーランスの長所と短所を経済状況を踏まえて比較してみましょう。

【会社員の長所】


安定した収入:毎月一定の給与が支払われ、収入の見通しが立てやすい。
福利厚生の充実:社会保険や厚生年金、健康保険など会社が半額を負担し、将来の備えがある。
信用力の高さ:金融機関のローン審査や賃貸契約など、社会的な信用が得やすい。

【会社員の短所】


自由度の制限:勤務時間や勤務地、業務内容など会社の指示に従わざるを得ない。
雇用リスク:企業の業績悪化や倒産など、自分ではコントロールできない要因により職を失う可能性がある。

【フリーランスの長所】


働き方の自由度:仕事内容、場所、時間を自分で自由に選択可能。
収入の可能性:スキルや努力次第で、会社員時代を大きく上回る収入が得られる可能性がある。
自己実現:自分のやりたい仕事や得意分野に特化でき、仕事への充実感が高まりやすい。

【フリーランスの短所】


収入の不安定性:仕事量が一定でないため、収入が変動することがある。
福利厚生の負担:保険料や年金は全額自己負担となり、手続きの負担も増える。ただし、収入が十分に高ければ民間の保険加入や個人年金などで対応可能。
信用面の課題:ローンや賃貸契約などで信用が得にくく、社会的な手続きに困ることがある。ただし、高収入で安定した収益があれば、金融機関からの評価や社会的信用も向上する可能性がある。

【個人事業主で軽貨物ドライバーが人気な理由】


参入しやすさ:特別な資格が不要で普通免許があれば始められる。
安定した需要:ネット通販や宅配サービス拡大に伴い、軽貨物配送の需要が安定している。
自由な働き方:働く時間やエリアを自分で選べ、副業や兼業としても人気。
収入の可能性:働いた分だけ収入に直結し、努力次第で高収入を目指せる。
起業のチャンス:ドライバーから起業す方、新規事業として軽貨物業界に参入する方が多い業界となります

人生や働き方を模索しているあなたへ。
現在の経済状況や企業倒産リスクを十分に理解したうえで、自分自身が求める働き方や生活スタイルをしっかり見極めることが大切です。会社員として安定を重視するのか、それともフリーランスとして自由と挑戦を選ぶのか――自分に最も合った道を見つけ、後悔のないキャリア選択をしましょう。

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川上絢一郎
専門家

川上絢一郎(軽貨物運送業)

ハウンドジャパン株式会社

総売上30億円の軽貨物運送会社が、独自に構築した「持たない経営」のノウハウ&人脈で、在庫・人材・コストを抑えて成功に導く。業界知識のない個人・新規参入の法人が続出し、各年商の2年目平均は1億円を達成。

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