何か妻の様子が変! もしかして、俺はモラハラ加害者?
30代の夫婦、二人で来談され、お互いがモラハラなのかもしれないという語り口
最近ちょくちょく耳にする「お互いがモラハラ」という感覚の言葉にじっくり耳を傾け話を聞き進めるにつけ見えてくる、夫側にモラハラ的思考回路は歴然です
自分の意見、思い、希望等を夫に話しかけ、必死に気持ちを伝えようとしている妻、
はなっから妻の言葉には従いたくない!という考え方が根幹にある夫には相手が可笑しいと映る、挙句に屁理屈やむやみやたらに言葉を重ね威圧感を与えていきます
私が悪いのかしら?と自罰的になる妻
無自覚に刷り込まれた偏った価値観に、疑う余地の無い夫から見える、妻に対する考え方が交差し夫婦の間を去来します
世の中の流れを多少でもくみ取っている夫は”俺がモラハラ?”とお互いがモラハラという意味合いで来談された謎は解けました
モラハラ(DV)資質とは幼少期からなる環境、背景を無意識に取り入れ、女性に対する偏った考え方は一種の特権意識を持つようになり、身近な関係の相手に、相互に尊敬し合う対等な関係をイメージすることが難しいのです
加害者プログラムは根気のいる作業です、簡単に解ったつもりでも、腹落ちして自分の事として受け入れるには時間を要します
この先の時代にモラハラ(DV)を受け入れ、家庭を築ける相手が出現するとは到底思えません、いるとして夫婦の軋轢は一生続くでしょう
「DV加害者プログラム」は必要不可欠という思いは強くなるばかりです。



