膝の痛み 〜変形性膝関節症②〜
なぜ?巻き爪になる原因
巻き爪の痛みでご相談に来られる方が最近増えています。
実は、10人に1人は巻き爪と言われるくらい身近な身体のトラブルなんです。
巻き爪が悪化すると爪は皮膚に食い込み皮膚を傷つけてしまいます。
痛みが出て腫れたり膿が溜まったり、
家に帰って靴下を脱いだら指が血だらけだったという方など
悪化して問題がさらにひどくなってしまっているケースが多くあります。
悪化する前の軽度な状態のうちに対処することが望ましいですが
痛くならないと大きな問題と捉えない方がほとんどです。
巻き爪の原因
悪化させない為には何が必要か?
それにはまず、巻き爪になる原因を知る必要があります。
原因は大きく2つあります。
1つ目は『爪の切り方』
2つ目は『歩き方』
1つ目の爪の切り方については、
切るときに深爪になるような切り方をすることが巻き爪になる原因となります。
足の爪の特徴で、爪の側面を深く切ってしまうと爪は変形しやすい環境になります。
爪の切り方によってトラブルが起こりやすくなりますから注意してくださいね。
ただ、
すでに巻き爪になっていて、側面を深く切らないと痛いから切ってしまう
そんな方が少なくはないです。
深く切ると皮膚に当たらなくなるからその時は痛みが無くなりますよね。
しかし、悪化の原因にはなってしまいますので、
早い段階で違う対処方法を考えていく方が良いですよ。
2つ目の歩き方について、
なぜ歩き方が原因かというと足の爪の特徴に関係があります。
足の爪はもともと巻く性質があります。
正しい歩き方をしていて指も含めて足裏全体で体重をしっかり支えていると
地面から反発してくる圧が巻こうとする爪にも加わることで
爪が巻くことを抑えて軽いカーブにとどまってくれるわけです。
巻き爪補正
巻き爪になっても変形した爪を元に戻すことは可能です。
その為に行うことが『巻き爪補正』になります。
補正は医療機関で行うものもあれば、それ以外でも補正を行える場所があります。
私は以前、医療機関に勤めており
医療機関でも医師の指示のもと巻き爪担当として補正・ケアを行ってきました。
医療機関でなくてもケアができる場所が増えてきていますが、
正しい知識を持って巻き爪補正を行うことが重要です。
「技術を学べば素人でも施術可能」といったセミナーが増えていて
十分な知識のないままに
補正の技術だけを学んで施術している方も少なくありません。
施術は出来ても根本的な問題の解決が残っています。
『再発予防』が大事になります。
補正は対処的な方法に過ぎませんから、再発することもあります。
再発予防が一番大事
再発しないようにするには
『原因』を理解してその要素を改善させることが必要になります。
爪の切り方を正していくことと、歩き方をよくすることです。
『歩き方をよくする』
これについては次回細かくお話ししていきますね。
歩きの専門家である理学療法士が発信する正しい歩き方講座
次回もまた読んでいただけると嬉しいです。