高い技術と明るい対応で家の外装トラブル解決のプロ
鎌田善行
Mybestpro Interview
高い技術と明るい対応で家の外装トラブル解決のプロ
鎌田善行
#chapter1
「家業を継ぐのは、自分にとってはごく当たり前のこと。高校を卒業してすぐ父親の下で働くようになりました。自分の生まれた家がタクシー屋さんだったらタクシー屋さんだったろうし、豆腐屋さんだった豆腐屋さんだったと思います」
1972年創業の鎌田鈑金工業は、約半世紀にわたり、屋根の葺き替え、雪止め、雨樋などの取付をする鈑金業だ。鎌田善行さんは、2007年に創業者である父親から鎌田鈑金工業を引き継ぎ、代表取締役に就任。
「仕事を始めた当初は半分仕方なく、という気持ちも正直ありました。仕事は、働くことで対価となるお金をいただき、それを日常生活の糧にしていくもの。しかしそのように考えるだけでは、つまらないですよね。当然、お客様だって、いい気持ちになるはずがありません。でも、自分の中の意識が変わっていったのです」
鎌田さんは、お客さんと直接仕事の打ち合わせをするようになってから、気持ちが少しずつ変化していった。どうせなら、自分たちの仕事を面白くし、もっとお客様に喜んでいただくようにしたいと考えるようになった。その一歩として、会社理念に「明るく、楽しく、元気に」を掲げた。すると、自分だけでなく、社員の意識も変わってきたのだ。
鎌田さんは、自分たちに仕事を発注してくれた方、取引先の業者、そして社員の家族など、鈑金の仕事を通じて関わる人たちをどんどん巻き込んでいる。そして、仕事を楽しく、地域も面白く元気にしたいと、力強く語る。
「仮に同じ仕上がりでも、『明るく、楽しく、元気に』仕事をしていたら、お客さんもきっと喜んでくれるはず。『あいつらが屋根をやってくれたんだよな』って愛着も湧いてくると思うんです」
この取り組みを継続させることは、鈑金業のイメージをガラリと変えると、鎌田さんは本気で考えている。
#chapter2
鎌田鈑金工業の仕事は、口コミや紹介されたものがほとんどだ。ここでも代表取締役でありながら、営業マンでもある鎌田さんの存在が、大きな役割を果たす。工事への向き合い方と同じように、お客様とのコミュニケーションを重視していることがわかる。
「屋根や雨樋を取り付けるにしても、ただ作業すればいいというものではありません。お客様に『おはようございます』と挨拶をして、何気ない会話をする。そこで、施工する人物を知ってもらいます」
このように、鎌田さんはお客さんと言葉を交わし、作業内容についても、丁寧に説明するスタイルを実践している。もちろん、工事に関する技術は最低条件であり、お客様が安心して住めるように丁寧な仕上げを心掛けている。そのために、最新技術を学び、腕を磨くことも欠かさない。
従来の鈑金業は、職人気質の部分も多く、作業方法が重視され、依頼主のお客さんとのコミュニケーションは二の次、三の次という風潮も残っているのも事実だ。鎌田さんは、そのスタイルを変えて、鈑金業のイメージを身近なものにしようとしている。
鎌田鈑金工業は、リフォームの受注が増えている。依頼主の多くは、過去に手掛けた家の施主さんだ。「屋根も傷んできたから、あの時作業してくれた鈑金屋さんに連絡してみよう」というように、長年にわたる信頼を得ているのだ。人と人とのつながりを重視する密接なコミュニケーションは、こんなところにも活かされている。
「以前作業させていただいた家の方とは、良好なお付き合いをさせていただいています。よって、連絡をいただいたら、すぐにお伺いし、痛んだ屋根の状態を拝見します。そして、屋根の現状を説明した上で、修理方法を提案します。もちろん、ご希望に沿うものかどうかは、お客様自身にご判断いただくようにしています」
鎌田さんは、リフォームを検討している方にアドバイスを送る。一つ目は、物理的な距離が近い施工業者を選んだ方がよいというものだ。「不具合が生じた場合にも、距離が遠い会社は、どうしても対応が遅れてしまいます。屋根や雨樋などは、生活に関わるので、迅速な対応が必要です。よって、近い業者を選んだ方が安心です」
そして二つ目は、見積もりを複数社から取り、工事内容をよく吟味してほしいというものだ。単純に安い金額を選ぶと、重要な工事が抜けているという落とし穴もあるので、注意を促している。
#chapter3
「うちの社員は、最初から鈑金の仕事を希望して入ってくる人ばかりではありません。何だか面白そうなことができる会社だなという理由で入ってきます。このような気持ちを、大事していきたいですね」
最近、鎌田鈑金工業の社員数は、2倍近くになった。新たに入社した仲間は、鎌田さんの仕事の向き合い方に共感した若者たちである。そして、「明るく、楽しく、元気に」という企業理念にも強く共感し、鈑金業の未来を明るくしたいと願っている。自社のホームページを覗くと、社員たちの熱いメッセージがつづられており、仕事に対する愛情が見えてくる。
「この業種は昔から3K(きつい・汚い・危険)と言われてきました。正直、人気のある仕事ではありませんが、絶対に必要な仕事です。そこで、『明るく、楽しく、元気に』という根幹を維持しながら、時代の変化に合わせて仕事内容を進化させています」
鎌田さんは、従業員が鈑金業に誇りをもって励めるように、業界に先行して、新しいことに挑戦している。そして、鈑金業の仕事を通じて、世の中が明るい雰囲気になり、鈑金業の社会的地位が上がることを願っている。
屋根の補修、リフォームを検討する人から連絡を受けると、鎌田さんは親身になって話を聞き、お客様の希望に合わせたプランニングをする。そして、鎌田鈑金工業の社員たちが、「明るく、楽しく、元気に」作業することを約束する。
(取材年月:2019年9月)
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Profile
高い技術と明るい対応で家の外装トラブル解決のプロ
鎌田善行プロ
屋根塗装
株式会社鎌田鈑金工業
お客様の要望にじっくり耳を傾け、最適なプランを提案。屋根・雨樋・雪止め・外壁などの外装トラブルを高い技術で解決。「明るく、楽しく、元気に」をモットーにし、人との出逢いを大事にしている。
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