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解体工事を通じて土地の有効活用につなげ、家づくり、街づくりで地域の発展に貢献

現場対応力と技術力を磨き続ける解体工事のプロ

下口文成

下口文成 しもぐちふみなり

#chapter1

木造・鉄骨・鉄筋コンクリート造の家屋解体を手掛け、内装など一部工事にも対応

 「住む人がおらず、老朽化した実家を何とかしたい」といった声に応えるのは、「インプラス」代表の下口文成さん。石川県加賀市を拠点に、富山県、福井県の北陸エリアで家屋の解体工事を請け負っています。

 「空き家のまま放置していると劣化が進み、害虫が発生したり、倒壊のリスクが生じたり、ご近所に迷惑がかかります。さら地にして家屋を管理する手間や維持費を解消し、駐車場にする、売却するなど、土地の有効活用に向けてお手伝いします」

 入念に現地を調査し、木造・鉄骨・鉄筋コンクリート造といった建物の構造や規模、立地などを踏まえてプランニング。作業を円滑に進行するため準備を徹底し、木造であれば平均して1週間~10日ほどで完工するとか。

 「以前、『家を建てる前に執り行う地鎮祭が控えているので短期間で』とのご用件でしたが、人員や工期を調整して予定より早く切り上げることができました。お客さまには『スピーディーに終えてもらい助かった』と感謝していただき、ご新規さまを何人も紹介してくださいました」

 法令を順守し、廃材は建設リサイクル法に基づいて分別。木材のような使える資材は、資源として再利用へ。健康被害の要因となるアスベスト(石綿)の有無も確認し、専門資格を保有するスタッフが報告・届け出、処理を一貫。現場全体をシートで覆う隔離養生や飛散防止剤などを施し、粉じんが外に漏れるのを防いでいます。

 「当方では、外構や倉庫を取り壊す部分解体も承っています。内装リフォームの際は、外壁や骨組みを残し、天井や内壁、床、水回りなどの設備を撤去します」

#chapter2

ものづくりを支える土木・解体工事に興味を持ち、ドライバーから転身

 1972年に加賀市で生まれた下口さん。18歳で運送会社に入社し、トラックドライバーとして働き始めます。各方面に赴く中で、土木・解体工事に関心を寄せるようになりました。

 「当時、建設現場へ荷物を運ぶ機会が多く、工事の様子を目にしていました。重機を巧みに操って手際よく分解したり、地面をならしたり。ダイナミックでありながら、計画性をもって正確に作業する繊細さにひかれました」

 住宅やインフラなど、ものづくりを支えたいと、土木工事会社に転職。土地を整備し、建物などを解体するスキルを身に付けるため、約10年修業して独立。2001年に「成建材」を立ち上げますが、直後に悲劇に見舞われます。

 「作業中に事故に遭い、頭部にダメージを受けたのです。担当医からは『半身不随も覚悟してほしい』と言われ、頭が真っ白になりました」

 再起を図るべく、懸命にリハビリに励んだ下口さん。事故から半年後には普段通りの生活を送れるまでに回復しました。ただ、1人で事業を営むには負担が大きいと判断し、サラリーマンとしてもう一度トラックドライバーになる道を選びます。

 転機が訪れたのは、2013年。かつて付き合いのあった元請け業者の社長から、「もう一度、自分でやってみたらどうだ」と熱心に誘われ、個人事業主として再スタートを切りました。

 「3年くらい悩みましたが、志半ばで断念した心残りもあり。最終的には『このままで終わりたくない』という気持ちが勝ち、工事の世界へ戻ることにしたのです」

#chapter3

不安を和らげるため現地調査と見積もりは無料。疑問・質問も細やかに回答

 現場の整理整頓や近隣への配慮を欠かさず、要望があれば迅速に対応する姿勢で、信頼を築いてきた下口さん。2024年に法人改組し、社名を「インプラス」としました。

 「当社の内側に入る方、お客さまや関係先など関わってくださる皆さまに何かプラスとなるものを与えたいという願いを込めて命名しました」

 安全第一を掲げ、丁寧かつ確実な施工に努めることで数々の案件を手掛け、実績も構築。1人で始めた会社も、今では10人の従業員を抱えるまでになりました。下口さんは今も毎日現場に立ち、若い世代の指導に当たっています。

 「土地や家の中をまっさらなキャンバスに戻し、お客さまが次のステップに進むための大切なプロセスを担うのが解体業です。新居を設けたり、住みやすく改装したり、ご家族が快適に、豊かに暮らす場を作る仕事として、誇りをもって取り組んでほしいと考えています」

 顧客に寄り添ったサービスを心掛け、「どれぐらいかかるのか」といった費用に対する不安を和らげるため、現地調査と見積もりは無料で実施。「着工前にやっておくことは?」など、疑問・質問にも細やかに答えています。家づくりは街づくりにつながり、下口さんは解体工事を通じて地域の発展に貢献したいと熱を込めます。

 「2024年1月1日の能登半島地震により数多くの建物が損壊し、休む間もなく稼働しました。元気な姿を取り戻すためにも、自分たちにできることで石川県の復興に向けて全力を尽くしたいと思っています」

(取材年月:2025年12月)

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下口文成

現場対応力と技術力を磨き続ける解体工事のプロ

下口文成プロ

解体工事業

株式会社インプラス

建物の構造や築年数、周辺環境を事前にじっくりと確認し、現場に合わせた適切な解体方法を選択。作業時の騒音など、近隣住民への配慮も行いながら、安全な施工を目指す。

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