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つくば発の多様な通信サービスで、通信費の見直しと快適な利用環境づくりを支援

通信費の見直しを支えるWi-Fi・eSIMの専門家

富塚大海

富塚大海 とみづかおうみ
富塚大海 とみづかおうみ

#chapter1

利用者の困り事や行動を分析し、サービスの改善や新商品の開発に反映

 つくば市に本社を置き、Wi-FiやeSIMなどの通信サービスを手掛ける「FREEDiVE(フリーダイブ)」の事業戦略・マーケティング推進責任者、富塚大海さん。複数の通信ブランドを立ち上げた経験を生かし、ITジャーナリストとしても通信費の見直し方や通信手段の選び方を生活者目線で発信しています。

 料金体系が複雑で、自分に合った契約内容を判断しにくいスマートフォンの通信プラン。富塚さんは、通信費を見直す際には、まず毎月の支払額とその内訳を把握することが重要だと話します。

 「利用額は通信会社のマイページやアプリで確認できます。使用実態に合わないプランや使わないオプションを見直すことで、負担を減らせる可能性があります」

 場合によっては自社サービスを勧めず、利用者に必要な情報を誠実に伝える姿勢を大切にしています。

 「通信業界では、解約方法が分かりにくいケースも見受けられます。当社では、お客さまの不安を和らげるため、自社サイトに手続きを明示しました。その結果、解約率の低下にもつながり、誠実に対応することの大切さをあらためて実感しました」

 さらに「カスタマーサイエンス」という考え方を掲げ、利用者の困り事や行動を分析しています。

 「契約者数や解約率を数値化し、当社のWi-Fiがつながりにくい地域を特定して、その地域に表示するネット広告を差し替えたこともあります。お客さまの疑問を迅速に解消し、既存サービスの改善や新商品の開発に反映させています」

#chapter2

多様な通信ブランドを用意し、Wi-FiやeSIMの短期利用も提案

 WEBメディアや週刊誌から、スマートフォンの通信費について取材を受けることも多い富塚さん。「ギガが足りなくなったら困る」という心理から、実際の使用量を上回る大容量プランが選ばれる傾向にあると指摘します。

 「当社のお客さまを調べたところ、20ギガ、100ギガ、無制限のうち、100ギガを契約するケースが多い一方、データ使用量の平均は50ギガ未満でした。容量の小さいプランを選び、不足分を短期レンタルのWi-FiやeSIMで補うことで、費用を抑えられる場合もあります」

 回線方式の違いも選択のポイントです。同社の「MUGEN WiFi」と「AiR-WiFi」は、その時々で大手通信会社の回線につながるクラウドSIM方式を採用。一方、「5G CONNECT」はWiMAX回線を使用し、自宅に据え置くホームルーターも用意しています。

 「クラウドSIMとWiMAXでは、通信の安定性や速度、つながりやすい場所が異なります。どちらかが一律に優れているわけではないため、利用状況に応じて選ぶことが重要です」

 このほか、「MUGEN WiFi」には30日間返金保証(適用条件あり)があり、使い勝手を確かめた上で継続を判断できます。「AiR-WiFi」はオプションで契約期間の縛りをなくせるため、短期間だけ使いたい人にも向いているなど、利用スタイルに応じたサービスを展開しています。

 「必要な時に必要な分だけギガをチャージできる『ギガプリモ』は、回線契約の切れた端末を再活用することで、費用を抑えながら環境への負荷にも配慮しています」

富塚大海 とみづかおうみ

#chapter3

eSIMをはじめとする通信サービスを通じ、暮らしの利便性向上に貢献

 富塚さんは2019年にFREEDiVEに入社し、国内向けモバイルWi-Fiレンタル事業「MUGEN WiFi」の立ち上げに参画しました。2020年には「AiR-WiFi」、2022年にはWiMAX回線を用いた「5G CONNECT」の立ち上げにも携わり、同年、執行役員に就任しました。

 現在は事業戦略・マーケティング推進責任者として、広報や新規事業、採用などを横断的に担当。2024年には運営責任者として、海外渡航者向けeSIM「SkyeSiM」のサービス開始を主導しました。同サービスは現在、203の国と地域に対応しています。

 「1日単位から利用できるのが特徴です。子どもの通信利用を管理するため、保護者が利用するケースもあるようです」

 日本向けの「iPhone 17」シリーズが物理SIMに対応しなくなったことを機に、国内向けプランの利用者も増加。前年度比で約4.5倍に伸びたといいます。今後は訪日客など、国内外の旅行者への利用拡大も目指します。

 地域とのつながりも大切にし、取手市の「とりで利根川大花火」には3年連続で協賛。県内の中小企業からは、事務所開設時の回線選定や催事での通信手段の確保といった相談も受けています。

 会社のミッションである「利他の循環を通じ、自己実現の文化を創る」を実践し、通信インフラを通じて暮らしの利便性向上に貢献したいと話す富塚さん。「新規事業の展開や販売チャネルの拡大を進め、『FREEDiVE経済圏』と呼べるような商圏をつくり上げていきたいですね」と将来を見据えます。

(取材年月:2026年9月)

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専門家プロフィール

富塚大海

通信費の見直しを支えるWi-Fi・eSIMの専門家

富塚大海プロ

モバイルWi-Fi・eSIMサービスの企画・運営

株式会社FREEDiVE

Wi-FiやeSIMについて、利用スタイルに応じた多様なプランを用意。利用者の困り事や行動を分析する「カスタマーサイエンス」の視点を生かし、既存サービスの改善や新商品の開発に取り組みます。

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