PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

地域包括ケアの案内所として、予防から医療、介護までサポート

くすりから介護まで。医療・介護の悩みを包括的に支援するプロ

髙城友暉

髙城友暉 たかじょうゆうき
髙城友暉 たかじょうゆうき

#chapter1

調剤薬局をはじめ、ケアプランの作成・福祉用具・医療機器・健康食品等を扱うトータルヘルス事業を展開

 「弊社は町の薬局から始まり、『くすりから介護まで』をキーワードに約40年にわたり地域に根差して活動して参りました」

 そう語るのは「タカジョウ」の専務取締役・髙城友暉さん。兵庫県神戸市を拠点に、「タカジョウグループ」として医療・介護にまつわる事業を展開しています。

 「事業の柱は大きく分けて四つ。一つ目は『タカジョウ調剤薬局』で、介護用品や食品を併設しているのが特長です。医師の処方箋に基づいて薬をお出しすると共に、予防から療養、介護に至るまでお話を伺う地域包括ケアの案内所のような役割を果たしています」

 二つ目は「タカジョウメディカル」で、ケアマネジャー、福祉用具専門相談員が常駐。ケアプランを作成し、介護ベッド・車いすや歩行器など用具のレンタル・販売もしています。
 「住環境コーディネーターや建築士といった専門家も抱え、バリアフリーなど住宅改修についてもアドバイスいたします」

 三つ目は「げんき介福祉用具レンタル卸事業」。適した福祉用具が選定できるよう豊富なラインナップを用意し、医療用具許可番号取得消毒器を導入した自社消毒センターにて丁寧にメンテナンスしてから、利用者の元へ届けています。

 四つ目は「げんき介オンラインショップ事業」。食品や日用品、衣料、靴、ベッド、寝具など介護に関する製品を幅広く扱っています。不便なく過ごせるよう、必要としている人のもとに迅速・丁寧に届けることを第一にしています。

 「情報を共有し、各部門が連携することで相乗効果が発揮できるのが当方の一番の強み。どんな悩みでも『タカジョウグループに聞けばなんとかなる』、そんな風に思っていただけたら幸いです」

#chapter2

海外にもネットワークを構築し、介護用品などスピード感のある支援が可能に

 同グループの原点は1984年に開業した1軒の調剤薬局です。当時は現在のような医薬分業が確立していない時代でした。病院と患者をつなぐ数少ない存在だったことから、自然と多くの相談が寄せられるように。よく耳にしたのが介護にまつわる内容でした。

 「『介護』という単語すら浸透していなかったので、まず情報がないんです。ご本人、ご家族など、当事者のみなさんは疲弊していました。救いになればと考え、スタートしたのが介護のトータルサポート事業の『タカジョウメディカル』です」

 2000年に介護保険制度が始まり、タカジョウメディカルは一早く、高齢者などの生活を支える介護サービス事業者の指定を受けます。
 「超高齢化社会となる“2025年問題”に向け、土壌を整えるべく事業を拡大してきました。2018年には台湾で『髙城輔具國際股份有限公司』を立ち上げ、台湾国内にて介護用品を中心とした日本式介護サービス事業を提供しています」

 海外の医療・福祉市場にもネットワークができたことで、コロナ禍には迅速な対応ができたと言います。

 「助けが必要な人にとって、医療・介護サービスは生きる上でのライフラインです。おむつや流動食が手に入らない、訪問ケアが受けられないといった恐怖は計り知れません。待つ時間が長いほど不安は募りますから、常にスピード感を持って取り組むというのは当然の心構えです。その分感謝してくださる思いも特別で、私どもの大きな喜びとなっています」

髙城友暉 たかじょうゆうき

#chapter3

クオリティーオブライフの向上と、豊かな地域社会の創造を目指して

 「近年は老後に対するネガティブなイメージは払しょくされ、自分らしく輝く第二の人生という価値観が根付き始めています。今後は『クオリティーオブライフ』の向上をお手伝いしたいですね」と髙城さん。

 健康寿命の延伸を目指し、サプリメントや健康・美容器具の販売など保険外の事業にも力を入れていきたいそう。
 「明るい未来を実現するためのツールとして認知され、早くから取り入れれば、自立して元気な毎日を送る人も増えるでしょう。意識改革のための情報発信や啓発も私どもの使命だと感じています」

 理念に「創意工夫」を掲げ、常に新しいことに挑戦するのがタカジョウグループです。活発に提案し、主体的に動く従業員をフォローするのが髙城さんら経営陣です。
 「私も現場に出るため、医療・福祉に関する勉強をしていた時期もあります。しかし、薬剤師や福祉用具専門相談員・ケアマネジャーのようなプロフェッショナルな人材が、『存分に力を発揮できる環境を整備することが重要ではないか』と気づき、時代の変化に対応できるよう常に情報にアンテナを張り政策し、いつでも責任を負う覚悟で経営に徹し約20年になります」

 各部門の従業員から日々寄せられる意見や要望を受け止め、精査し、ブラッシュアップして地域に還元。「組織のハブ(中核)、地域のハブとして貢献していくことが職務」と話します。

 「いくつになっても心身ともに健やかに、住み慣れた街で暮らせるようにみなさんに寄り添い、一緒に思いやりにあふれる豊かな社会を創造していけたらと願っています」

(取材年月:2023年10月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

髙城友暉

くすりから介護まで。医療・介護の悩みを包括的に支援するプロ

髙城友暉プロ

医療・介護のトータルヘルスケア事業

株式会社髙城

「くすりから介護まで」をキーワードに調剤薬局から介護トータルサポート事業まで幅広く展開。2024年に創業40年を迎え、築いたネットワークや各部門の連携を武器に、医療・介護の悩みを包括的にサポートする。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO