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Mybestpro Interview

部屋のコーディネートから家具製作まで、住む人や使う人の思いに寄り添うインテリアプランを提案

相談者の理想や夢をカタチにするインテリアのプロ

浅井可佳

家具や照明、カーテンなどのインテリアはもちろん、住宅全般についてもお応えします
ヨーロッパからの輸入家具でシンプルスタイリッシュな空間を実現

#chapter1

住まいや店舗、オフィスなど幅広い物件で、理想の空間づくりをサポート

 「『家具や照明を変えたい』『リフォームして住み心地をよくしたい』という方は、当方にお任せください。メーカーから商品を取り寄せたり、工事が必要な場合は職人さんを紹介したり、要望をお聞きした上で、いかようにも対応いたします」

 こう語るのは、2019年に兵庫県姫路市でフリーランスのインテリアコーディネーターとして独立した浅井可佳さん。インテリアサロン「INTERIOR STYLING SALON pure plus」を立ち上げ、個人のほかハウスメーカーや工務店をクライアントに持ちます。 

 「例えば、ソファやテーブルなど、店頭で見た時はちょうどよい大きさでも、自宅に置いてみるとサイズが合わなかったというケースも少なくありません。ミスマッチを防ぐために、お部屋の広さ、レイアウトなどからバランスのとれた理想の空間づくりをお手伝いします」

 住宅関連のショールームを回り、商品知識の集積に余念がない浅井さん。ドアや窓のほか、搬入経路となるマンションの共用廊下やエレベーターの高さ、幅なども測ります。
 「道路が狭くてトラックが駐車できない場合もあるので、事前にチェックして、小さめのトラック2台に分けて納品してもらうこともあります」

 専門学校で建築を勉強し、ものづくり大学では大工の技術も習得。大手照明メーカーではプロモーターとして住宅会社を担当し、手掛けたライティングプランは年間約600件に及びます。工務店では、照明器具の選定や電気工事の図面作成などに従事。さまざまな物件に携わり、戸建て、マンション、店舗、オフィスと幅広く対応できるのが強みだと言います。

#chapter2

インテリアで暮らしを整えるほか、開業時の店舗改装もアドバイス

 「町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー」にも通った浅井さん。そこで学んだ「はじめに暮らしありき」という教えを大切にしています。

 「お客さまがインテリアを検討する背景には、『ゆっくりとくつろげる場所をつくりたい』『今の生活を変えたい』など、何らかの心理が働いています。その思いをすくい上げ、暮らしが整うようサポートするという考え方に共感しました。自分では一歩を踏み出せない方もいらっしゃいますからね」

 友達に自慢できるような、シンプルスタイリッシュな部屋にしたいとオファーを受けた30代の男性もそうでした。自分で家具店をいろいろ見て回ったものの、「買って失敗したらどうしよう」という不安から、商品選びに迷いが生じたそうです。

 「22畳というリビングの開放感を生かすため、ガラス製で抜け感があり、円形で優しいフォルムのダイニングセットを配しました。足を延ばせるカウチソファも置き、隣の和室にはこたつと座椅子も配置。カーテンや照明器具も変えて、ゆったりと落ち着ける雰囲気に仕上げました」

 起業相談にも応じていて、働きながら美容室の開業準備をしていた女性は、浅井さんのフォローのもと、2カ月でオープンにこぎつけました。

 「みなさんがご心配されるのが改装費のことです。予算内で収まるのか自分では判断できないので、物件探しから入ってほしいと頼まれます。棚など既製品で調達できない時は、自ら設計して業者さんに製作をお願いしています」

お客さまらしさを追求したプランを提案します

#chapter3

インテリアコーディネーターの価値を高めるために、全国展開に向けて始動

 浅井さんは、関西在住のインテリアコーディネーターとチームを組み、施工者など各方面と連携していく活動も始めています。

 「きっかけは、ある人からの『コーディネーターの価値をもっと上げるべきでは?』の一言でした。人材不足や長時間労働などの問題を抱える建築業界に、壁紙・カーテンといった室内装飾や、住宅設備に関する知見を備え、適切にアレンジできる専門家が加われば効率化を図れる。センスアップもできて、より良い循環を生み出せるとアドバイスを受けたんです」

 まずは関西で実績を積み、蓄えたノウハウを基に全国へ展開していきたいと考えているそうです。
 「私たちがどんな仕事をしているのか、お客さまにも業界にもあまり知られていません。まずは存在を知ってもらい、建築やインテリア業界のHUB(ハブ)的存在となって盛り上げていきたいですね」

 18歳で現職を志し、努力を重ねてきた浅井さん。夢がかない充実した日々が続く一方で、最近は物足りなさも感じていたとか。新たな目標ができたことで、さらにサービスを拡充させたいと、法人化の準備も進めています。

 「どんなささいなことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。案件の多くが『照明を一つ買い替えたい』といった小さなご依頼から始まります。明かりの色やトーンが変わるだけでも生活に変化が生まれます。お客さまに明るい未来が開かれるよう、ヒアリングを通じて求めているデザインやお好みのテイストを引き出していきます。それらの『お客さまらしさ』を大切にご提案させていただきます」

(取材年月:2023年10月)

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浅井可佳

相談者の理想や夢をカタチにするインテリアのプロ

浅井可佳プロ

インテリアコーディネーター

INTERIOR STYLING SALON pure plus

インテリアのみならず、建築全般の内装に精通。インテリア関係のメーカーや工事を行う業者とのネットワークも確立。幅広い業務経験を生かし、戸建て、マンション、店舗、オフィスなど、さまざまな物件に対応します。

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