人間関係を円滑にし、人と人をつなぐプロ
高橋秀昌
Mybestpro Interview
人間関係を円滑にし、人と人をつなぐプロ
高橋秀昌
#chapter1
「一言でたとえるなら、人と人を元気にする会社です」。
自身が経営する会社をそのように表現するのは「大幸メディカル」取締役会長の高橋秀昌さんです。高橋さんのもとでは、コンサルティングを軸とした複数の事業を展開。特に注力しているのがキャリアコンサルタントです。高橋さん自身サラリーマン時代に転職経験が多く「働く側」と「経営者側」の両面の気持ちがわかるのが強み。
キャリアコンサルタントとして相談を受ける中で、自己肯定感の低い相談者が多いことに気づいたという高橋さん。2023年11月1日に2年で構築した「いいねマネジメント」を発表後、商標登録を完了し全国的にセミナーを開催しています。
いいねマネジメントは、「自分にいいねする方法」「まわりの人にいいねする方法」など3部構成で一般向け講座から企業研修、講師育成までを手掛けるもので、自己肯定感の重要性を世間に浸透する方法はないかと考え、たどり着いたと話します。
今まで怒りの感情をコントロールする協会やほめることに特化した協会の中で、所属する有資格者の中でも、一定の条件を満たした上位資格を取得してきた高橋さん。
「私自身も資格を取得して怒りをうまくコントロールできるようになったことで、以前よりもスムーズに人と信頼関係を築けるようになりました。自己肯定感が低いと怒りっぽくなってしまいます。自己肯定感の低い方や低いと言われた方は、ぜひ講座を受講し『自分にいいねする方法』『まわりの人にいいねする方法』を一緒に身に付けていきましょう」
#chapter2
高校卒業後、調理師やコーヒー卸、自動車販売、飲食店運営など、さまざまな業界で働いた高橋さん。営業職や管理職に就いたのち、28歳の時に、義父とともに調剤薬局を開業しました。
「病院の薬剤師として勤務していた義父が、『定年後は自分で調剤薬局をやりたい』と口にしたことがきっかけです。私の祖父も薬剤師で、義父と同じように調剤薬局を営みたいと、よく言っていました。親しい人から2度も同じ話を聞き、運命を感じずにはいられませんでした」
調剤薬局を立ち上げて翌年には法人化。現在の会社の前身となる「大幸ドラッグ」を設立。精力的に事業に取り組み、順調に店舗を拡大。成長を続ける中、人生の転機ともいえる大きな出来事が訪れます。
「私が30歳の時にがんが見つかったんです。一時は危篤状態に陥るなど、生死の境をさまようこともありました。10年かけて病気を克服しましたが、何店舗も運営する社長業は何かとストレスが多く、主治医からはがん再発のリスクとなる可能性を指摘されました。そんな折、知り合いを通じてある上場企業から、『調剤薬局事業を譲渡してもらえないか』と打診されたんです。私に万一のことがあった場合、残された社員に迷惑や負担をかけたくない。会社にとっても良いことだと考え、事業を手放すことにしました」
その後、高橋さんは再出発を決意。今までの経験を社会に還元したいとの思いで始めたのが、クリニック事務長代行を始めとするコンサルタント事業です。
#chapter3
もう一つの柱として、高橋さんが注力しているのがクリニック事務長代行です。個人経営のクリニックを対象に、増患対策の提案、人材採用支援、契約書のリーガルチェック、スタッフ間の調整役など、ドクターが診療に集中できる環境づくりを行うパートナーとして伴走します。
「病院では当たり前の役職ですが、個人クリニックの場合、施設規模と業務量などを照らし合わせ、費用対効果が見合わないと判断して雇用を見送るケースも数多く見受けられます。専任者を据えない中で、事務長として本当に必要な仕事だけを任せたいというニーズにお応えするのが、私どもの役割です」
具体的な業務内容は、要望をヒアリングしたうえで顧客と相談しながら決定します。月1回の訪問を基本としつつ、状況に応じて2回、3回と足を運ぶことも。また、SNSを通じていつでもコミュニケーションをとれる体制を整えるなど、柔軟かつきめ細かな対応で評判を集めています。
「最大の特徴は“人”にフォーカスしている点。売り上げや集客といった経営面でのサポートはほかの専門家に任せて、より身近な“困りごと”の解決に努めています。かゆいところに手が届くサービスを提供できるのが、私どもの一番の強みだと自負しています。院長=社長ですが医師の業務は多忙です。医師として患者さんの診察に集中するためにも、医師以外の仕事は私にお任せください」と力を込めます。
(取材年月:2022年1月)
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Profile
人間関係を円滑にし、人と人をつなぐプロ
高橋秀昌プロ
医療コンサルタント
株式会社大幸メディカル
自分に…まわりに…いいねをして自己肯定感を上げるセミナーを展開。 ドクターサポートは病院では当たり前の事務長をクリニックに導入できるオンリーワンのサービス。
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