英会話力の開発を通じてビジネスを支援するプロ
旭泉哲守
Mybestpro Interview
英会話力の開発を通じてビジネスを支援するプロ
旭泉哲守
#chapter1
「伝えたいことを英語で表現できる人材を短期間で育成します」と話すのは「株式会社ドリーム・スレッシュホールド」を運営する旭泉哲守さん。主に神戸、大阪の企業を対象に、英会話研修プログラムの提供と講師派遣に取り組み、ビジネスパーソンの英会話能力の向上に力を注いでいます。
英会話研修プログラムとして、3つのレッスン(クラスルームレッスン、オンラインクラスルームレッスン、タイムフリーレッスン)を用意。
「クラスルームレッスン」は、講師がオフィスや工場に出張して講義する対面式のグループレッスンです。「オンラインクラスルームレッスン」は、Skypeで参加者全員をつないで行うオンライングループレッスン。在宅勤務の人も気軽に参加できる点が魅力です。「これらの2つのレッスンは、Skypeによる1対1の会話練習が25分間組み込まれており、ネイティブ講師と会話練習する仕組みになっています」
「タイムフリーレッスン」とは、レッスン動画と解説資料をHPからダウンロードして自習し、さらにSkypeでの会話練習も自分で好きな時間に予約して自らがプロアクティブに学ぶプログラム。希望者には、毎月1回Skypeでのカウンセリングも行うので、モチベーションや勉強方法で悩んだときは相談できます。
全てのレッスンは2つのセクション「知識の習得」と「実践練習」で構成されており、英語力を短期間で鍛えることができるプログラムになっています。
「クラスルームレッスン」と「オンラインクラスルームレッスン」では、まず日本人のバイリンガル講師が55分間グループレッスンを開催します。「日本人講師がレッスンをリードする理由は、日本人が英語を学ぶときに『何に躓くのか』を熟知しているから。したがって質問に対する回答やアドバイスが的確で、さらに日本語で説明した方がそのニュアンスなども伝わりやすいからです」
グループレッスンに続き、Skypeによる実践練習に臨みます。「ネイティブ講師と1対1で会話していただきます。会話時間は25分間ですが、直前のグループレッスンとリンクした内容なので話しやすいと思います。はじめは上手く話せなくても大丈夫。回を重ねるごとに話せるようになります。スポーツや楽器演奏のように『習うより慣れろ』も上達の大切な要因になるようです」
#chapter2
3段階のカリキュラム(レベル1~3)を設定。現時点の能力に適したレベルからスタートできます。「例えば、『中学英語を覚えていない』という方は、レベル1で語順の理解や単文作りから練習していただけます」
ビジネスで最低限必要とされる範囲に絞り込み、本当に必要とされる知識と技能に焦点を絞って指導。「目的は文法的に正しい英語を流暢に話すことではなく、簡単な言葉や言い回しで、自分の意図を的確に相手に伝える方法を身に付けることです」
「特に初心者の方は、思いついた日本語をそのまま英語にしようとする傾向にあります。しかしこれは非常に難しい試みです。自分が持っている英語力、語彙や言い回しで英語表現できるように、日本語の段階で下処理することをお勧めしています。英語にする前に、簡単な日本語に置き換えるのです。長い文章は幾つかの短文に分けてみましょう。この練習を積み重ねることにより、英語での表現がより早く、より自然にできるようになります」
#chapter3
「高いレベルを目指しすぎると、モチベーションが続かず挫折することが多い」と旭泉さん。「ビジネスにおいて、英語がある程度話せ、意思疎通できる」という姿が、どのようなものであるかを明確にイメージして、あるいはそういう実在の人物をロールモデルとして取り組むことが重要だと話します。「英語を学ぶ人を取り巻く環境も大切だと思います。例えば、文法に間違いがあったり、発音も日本人のそれっぽいけれど、外国人と対等に話せる人が職場にいるとします。すると、その人を自分にも達成可能な目標にしてがんばれるのでモチベーションも自然と高まり成果にもつながりやすくなります」
より多くの人にビジネス英語を習得してほしいと話す旭泉さん。そのために今後は、空き時間を活用して柔軟に学べるタイムフリーレッスンを充実させていきたいと力を込めます。「日本の将来のためにも、若い人たちがグローバルに活躍することを願っています。外資系企業に勤めていた頃、『日本人は大人しい』とよく言われました。奥ゆかしさは日本人の長所ですが、それは海外では通用しません。言わなくてもわかってくれるだろう・・・もダメです。海外の人達は自分が正しいと思うことは積極的にアピールしてきます。日本企業と海外企業のビジネス文化の違いについても、レッスンやカウンセリングの中でお伝えしていきたいと考えています」
(取材年月:2020年9月)
リンクをコピーしました
Profile
英会話力の開発を通じてビジネスを支援するプロ
旭泉哲守プロ
英会話講師
株式会社ドリーム・スレッシュホールド
Skypeによる1対1の会話練習をレッスンに組み込むことで実践英会話力の底上げをknowledge(知識)とskill(技能)の両面からリード。受講生のレベルに合わせて3段階のカリキュラムを設定。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
プロの執筆コラム
掲載専門家について
マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準]