橋本憲幸プロのご紹介
障がい者の就労を支援し、農業現場の人材不足を補う「農福連携」に尽力(1/3)
農作業や農産物の選別・販売などを請け負う就労継続支援A型事業所を運営
「私どもは、『障がいがあっても健常者と同等に仕事ができる世の中にすること』を事業コンセプトに掲げています。労働してお給料をもらうという営みを通じて、障がい者の社会参加をお手伝いします」
そう話すのは、北海道士別市にある「ノースリーフ」代表の橋本憲幸さん。障がいや病気により、一般企業への就職が難しい人と雇用契約を結び、職場や就業訓練を提供する「就労継続支援A型」の事業所を開いています。
「当方では企業や団体から委託を受け、田植え・収穫といった農作業、農産物の選別や出荷補助、商品の包装、店頭での販売などを行っています。また社会復帰するために必要なスキルの習得を目指して、ビジネスマナーや会話の仕方などを学ぶ機会も設けています」
橋本さんのもとには、軽度の知的、精神障がいのある人や、うつ病など心の病を持つ人が20人余り集い、各現場には職業指導員が必ず同行して業務を細やかにフォロー。傷害保険に加入し、万が一の事故にも迅速に対応する体制を整えています。
自身は、かつてJA(農業協同組合)に勤め、農業関連を主な業務としているのは、地域が抱える問題も関係していると言います。
「前職で、道北地域の基幹産業である農業で高齢化が急速に進んでいくのを目の当たりにしてきました。一方で、障がいがある方は職に就きたくても受け入れ先が少ないことも知りました。同じ手順を繰り返す単純作業などは、障がい者も貴重な担い手となります。就労意欲のある人たちと、生産者さんをサポートしたいと思い、事業所を立ち上げました」
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