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Mybestpro Interview

豊富な現場経験と丁寧な施工で、安心安全快適な建築設備を目指す

高い施工技術と働きやすい環境を追求する配管工事のプロ

會澤勝

會澤勝 あいざわまさる
會澤勝 あいざわまさる

#chapter1

学校や病院、商業施設などの衛生設備や冷暖房設備の設置、配管工事に対応

 「建物を安全安心快適に使っていただくために、迅速丁寧に作業しています」と話すのは、「エーエス」の代表・會澤勝さん。札幌市近郊で、給水・給湯、衛生器具といった衛生設備やスプリンクラーなどの消火設備、冷暖房設備の取り付け、パイプの加工管製作から配管施工を手掛け、学校や病院、商業施設、オフィスビルなどに赴いています。

 「蛇口をひねれば水が出たり、スイッチを入れると空調がきいたり、当たり前のことを可能にしているのが、私たち配管工です。皆さんの生活に欠かせない役割を担っていると自負しております」

 7~8年かけてやっと一人前と言われる業界であり、新しい材料や工法も次々と出てくるので、継続的な学びが欠かせないとか。
 「決して楽ではありませんが、知見を養い成長があるからこそ、飽きずに続けられるのかもしれません」

 最近の大規模建築では、廃熱の有効活用や蓄熱システムの採用など、環境に配慮した設備設計が増えているとのこと。多様な施工に対応できるよう、北海道配管事業協同組合で理事も務め、同業者と積極的に意見交換するほか、年に数回は、東京大阪等展示会に行き、情報収集しています。

 「テクノロジーの進化によって、設備が長持ちするようになり、冷暖房の効率が上がり省エネにつながっています。優れたものをいち早く取り入れることが、お客さまのためにもなるんです」

 また、豊富な経験知から、この設計では不具合が出ると指摘したり、こうしたほうが精度を高められると提案したりすることも。お互いに補い合って、いいものをつくりたいと力を込めます。

#chapter2

チームで一つのものをつくる、携わった仕事がずっと残ることがやりがい

 會澤さんが現職に就く足掛かりとなったのは、20歳の頃に知人から誘われて配管工事を行う会社に入社したことでした。

 「それまではスーパーで魚の販売をしていて、全く異業種にいましたし、転職先が何をしているかもよく知らなかったんです」

 思いがけず飛び込んだ配管工の世界。体力が必要だったり、厳格な工程管理のもと限られた時間内で作業を終えることを求められたり、大変なこともありました。しかし、チームで協力しながら形にしていくこと、自分が手を動かし作り上げた物が何十年と残ることにやりがいを感じ、この道に進むことを決意したのです。

 「工事において最も重要視しているのは機能性です。お客さんの使い勝手をよくするにはどうするのが最適なのかをいつも考えています。また、自分が携わった建物は、開放されているのであれば、必ず見に行くようにしています。一般の人が使っている様子を見て、次の現場に役立てるためです」

 2社で計8年にわたって実務を重ね、2004年に独立。勤めていた会社が、不景気のあおりで倒産したことが直接のきっかけですが、周囲の人から「會澤さんなら大丈夫、応援するよ」と声を掛けられたことが後押しになったと、当時を振り返ります。
 
 独立してからも確かな施工技術で一つ一つの案件をこなしてきた會澤さん。「これまで引き渡し後に、漏水などの不具合を出したことはありません」と、胸を張ります。幅広い依頼に応えられるよう、2015年に法人化しました。

會澤勝 あいざわまさる

#chapter3

傷病のケアや休日・資格取得サポートなど、働きやすい環境づくりに尽力

 人生において多くの時間を費やすのが仕事なので、「できるだけ働きやすい環境にしたい」と會澤さん。4週6休制で、毎週日曜日に加えて、各人が好きな日に休みを取れるようにしています。子どもの誕生日に家族で出掛けられる、行楽地がすいている時に旅行できると、従業員からも好評だとか。

 さらに、勤務中のけがだけでなく、私病も会社がカバー。「治療に専念できるよう制度を整えています。なんといっても体が資本ですから」と語ります。
 今後は、自社工場での加工作業をもっと増やすことで、現場の進捗状況に左右されにくい働き方を実現していきたいと考えています。

 従業員は自分の子どものようなものだと話す會澤さん。資格取得も奨励し、毎年一つは、しっかりと勉強しないと合格できない資格を取るよう伝え、サポートしています。

 「技能は誰も盗むことはできません。そんないいものを身につけない手はないと、常々従業員には話しています。終業後に勉学に励んだり、実技試験の練習をしたりする姿を見ていると、がんばってほしいと心から思いますね」

 會澤さんは、やらなくてはいけないことを確実にやり、やってはいけないことを決してしないというだけで、特別なことは何もしていないと言います。
 「知識が不足していたり、つい面倒になったりして、おろそかになってしまうこともあり得るのが人間だということも、自覚しています。お客さまのことを一番に考えるという基本を忘れず、何事にも真摯(しんし)に取り組んでいきます」

(取材年月:2023年10月)

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専門家プロフィール

會澤勝

高い施工技術と働きやすい環境を追求する配管工事のプロ

會澤勝プロ

株式会社エーエス

札幌市近郊で、商業施設や学校、病院などの衛生設備や冷暖房設備の施工を行う。豊富な現場経験と丁寧な作業で、使いやすく長持ちする設備工事を追求。働きやすい環境整備にも尽力しています。

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