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ボディケア&ピラティスを通じて、誰もが笑顔になれる場所をづくり

ピラティスなどで痛みや運動機能の悩みを緩和するプロ

橋本めぐみ

各種ピラティスマシンを配置した教室
施術する橋本さん

#chapter1

リハビリを原点とするピラティスで、股関節に不安を抱える人たちをサポート

 札幌市を代表する桜の名所・円山公園すぐの、緑豊かな環境にある「Body Renovation」。日の光が差し込む明るい空間でボディケア&ピラティススタジオを開くのは、代表の橋本めぐみさん。医療・フィットネスの分野で専門性を備えたスタッフと共に、パーソナルトレーニング、少人数制のグループエクササイズを展開しています。

 「当方では、股関節に不安がある方へのサポートに力を入れており、リフォーマー、キャデラックタワー、チェアといった本格的なピラティスマシンを完備しています。私自身、股関節臼蓋形成不全による痛みがマシンで和らぎ、スポーツを続けられたという経緯から、導入しました」

 ピラティスは、第一次世界大戦の負傷兵がベッドで寝たまま筋力や体力を養えるように、ドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏が開発したメソッド。もともとリハビリを目的としていたため、運動経験が少ない人でも無理なく取り組むことができます。
 他にも、公園に近い立地を生かし「ノルディックウオーキング」を実施。2本のポールで歩行をアシストすることで、股関節や膝、腰への負担を軽減できるのが特長で、上半身もしっかり使うため、通常のウオーキングよりも消費カロリーが多い有酸素運動だとか。

 「『体を動かして機能回復をしたいけれど、どうすればいいのか分からない』『術後の経過や時期によっては取ってはいけない姿勢・禁忌肢位があるので、フィットネスクラブには通いにくい』という方は少なくありません。私どもが培ったノウハウで、一人でも多くの方のお役に立てればと思っています」

#chapter2

フィットネスインストラクターと理学療法士の経験があるからこそできること

 幼い頃から体育教師を志していたという橋本さん。初年度の受験では狭き門で願いはかなわなかったのですが、翌年再受験するつもりで、大手スポーツクラブに就職します。マシントレーナーを希望したものの、指名されたのはエアロビクスでした。
 「残念ではありましたが、海外でエアロビクスを学び、日本に普及させた一流の方々の研修を受けたり、生徒さんたちの笑顔に触れたりするうちに天職と思うようになっていきました」
 
 当時は、折しもエアロビクスブームが到来した1980年代。大勢の生徒を受け持ち、全国大会に出場するまでになりました。

 後進の育成にもあたる中、「もっと運動や身体、ケガに対しての知識を深めたい」と、理学療法士の専門学校へ。平日の日中は学生、夜と休日はフリーのインストラクターという多忙な日々を過ごします。
 卒業後、病院に勤務するようになってからも、フリーランスの仕事を継続。医療とフィットネス、二つの現場で約20年にわたりキャリアを積んだからこそ、できることがあると言います。

 「運動能力の維持・向上を図る理学療法は確かな知識や技術ではありますが、基本的に個別対応でエンターテインメント性はありません。一方、エアロビクスはグループレッスンで継続する事で効果があり、楽しさも大事な要素。私には両方の経験があるので、それぞれのメリットを生かしたプログラムを提供致します」と橋本さん。

 NHK文化センター札幌教室では「股関節コンディショニング」の講座も開講。しなやかに動ける体づくりがテーマで、受講者が楽しみながらセルフケアを覚えて頂けるような内容を心掛けているそうです。

橋本めぐみ はしもとめぐみ

#chapter3

腰の痛みや肩こりを癒やしたい人、ボディメイク、スポーツのパフォーマンス 向上を目指す人も指導

「これからも、ケガや不調などを抱えて困っている方々の力になりたい。人は、体に痛みがあると気分も沈んでしまいますので、気持ちが上向きになるお手伝いをしていきたいですね」
 
 そう話す橋本さんのもとには、股関節以外の悩みや目的を持って訪れる人も少なくありません。
 「腰の痛みや肩こりを癒やしたいという方のほか、体のラインを整えるボディメイク、スポーツのパフォーマンスアップが目標の方もいらしています。当方では、ご要望や体の状態に合わせたメニューをご提案いたします」

 一人一人に寄り添い、目指す方向へと導いてきた橋本さん。民族共生象徴空間「ウポポイ」では、アイヌ伝統芸能舞踊メンバーのボディケアとトレーニングのプロデユースを担当しています。
 「北海道コンサドーレ札幌」では、厚労省とJリーグが提携し実施された介護予防事業におけるプログラム作成、運動指導、啓発活動を担当し、スポーツを通じて高齢者や障害者の社会参加、健康促進を支援。多様性を受容するダイバーシティ時代に即した運動指導のあり方を追求し、活動を続けています。

 「将来的には、股関節を痛めている方も、体づくりをする方のクラスに一緒に参加できるようなプログラムやクラス作りをし、和気あいあいと交流できる機会を作りたいと考えています」と夢を語る橋本さん。生き生きとした表情とあふれるパワーで、スタジオに足を運ぶ人たちに元気を届けています。

 「理想としているのは『どんな人でも笑顔になれる場所』。心と体はつながっているので、私たちと一緒に健やかな心身を育みましょう」とメッセージを送ります。

(取材年月:2022年10月)

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専門家プロフィール

橋本めぐみ

ピラティスなどで痛みや運動機能の悩みを緩和するプロ

橋本めぐみプロ

理学療法士

合同会社Body Renovation

股関節の痛み、手術前後の不調や不安などに対して、ピラティス、理学療法などで軽減を図ります。エアロビクスインストラクターの経験を生かし「ワクワクと笑顔」を大切にした運動指導が強みです。

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