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人と人が笑顔でつながり、健やかな心身を養う「あへあほ体操」を世界へ発信

人々に笑顔とつながりを届ける健康づくりのプロ

しものまさひろ

しものまさひろ しものまさひろ
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#chapter1

対面で培った「あへあほ体操」を、オンラインで全国へ展開

 「あーへーあーほーと発声しながら、『へ』と『ほ』のタイミングでおなかをへこませます。この腹筋運動をベースに、全身をバランスよく鍛えていきましょう」

 そう呼び掛けるのは、「アクティブスタイル」のしものまさひろさん。自らが考案した「あへあほ体操」で、札幌を中心に幅広い世代の健康づくりに取り組んできました。

 「あへあほ体操」は、発声しながらおなかをへこませる動きを基本とした、独自の体幹トレーニングです。座ったままでも取り組めることから、肩こりや腰・膝に不安がある方をはじめ、高齢者を中心とした多くの方に親しまれてきました。

 これまで対面の教室や介護・福祉施設などで活動を広げてきましたが、現在はより多くの人へ「あへあほ体操」を届けるため、オンラインでの取り組みにも力を入れています。個人向けのオンライン教室「あへあほクラブ」や、介護・福祉施設向けの「あへあほ体操ソーシャルケア」を展開。「今この瞬間を一緒に過ごすこと」を重視し、録画ではなくライブ配信を採用しました。みんなで一斉に取り組むことで、双方向のコミュニケーションを実現します。

 「年齢を重ねて外出する機会が減ると、孤独を感じるケースも少なくありません。オンラインを通じて日常の領域が広がることで、前向きに生きる気持ちを育むと思うんです。人々がリアルタイムでつながり、みんなで声を合わせて体を動かすことで、一体感を生み出したいですね」

 介護・福祉施設向けの「あへあほ体操ソーシャルケア」では、プロのインストラクターが運動プログラムの進行を担うことで、職員のレクリエーション準備や進行にかかる負担を軽減。施設運営上の課題解決にもつなげています。

#chapter2

腰痛で競技生活を断念し、不調で悩む人のために独自のメソッドを考案

 陸上自衛隊で駅伝の強化選手として活躍していたしものさん。23歳の時、度重なる腰痛で入院し、競技生活を断念します。

 「走ることが自分の存在価値だと考えていたので、将来の希望を失いました。リハビリをしながら『選手をやめた自分に何ができるだろう』と自問自答し、たどりついたのは『自分が苦しんだ経験を糧に、体の不調やけがで悩む人を支えたい』という答えでした」

 カイロプラクティックの学校へ通い、体のケアやリハビリの現場にも従事。人体の構造に関する解剖学や、身体能力などを探究する運動学を学び、スポーツトレーナーとして独立。呼吸によっておなかをへこませたり、ふくらませたりする「ドローイン」に着目し、健康づくりの一環として教室で指導するようになりました。

 「生徒さんから『体操はすぐ忘れてしまう。運動にはインパクトも必要では』と言われたことがヒントとなりました。日本語の中でも特に息を強く使う『は行』の発声を組み合わせ、体幹を鍛える独自のメソッドを編み出しました」

 教室で初めて実施し、全員で「あへあほ」と声を合わせると、これまでに感じたことのないような優しい空気が広がったといいます。ぬくもりに満ちた出来事を機に、多くの人に親しんでもらえると手応えをつかみます。

 「私が探していたのは、腰痛の予防方法ではなく、人と人がつながり、元気になれるきっかけだったと気づきました。以来、『あへあほ体操』の創始者としてインストラクターの育成にも力を注ぎ、普及に努めています」

しものまさひろ しものまさひろ

#chapter3

「2040年に世界同時あへあほ」を目指して研究を重ね、国内外の学会で発表

 ユニークなネーミングの「あへあほ体操」は誕生当初、「名前を変えたほうがいい」といった否定的な意見や懐疑的な見方もあったそうですが、理学療法士の齊藤学さんとの出会いが転機に。2012年に、介護・医療・福祉分野で事業を手掛ける「アクティブスタイル」を起業した齊藤さんと、しものさんは二人三脚で活動を始めます。

 「インナーマッスルや肺活量などに関する検証結果を、日本予防理学療法学会や米国整形外科基礎学会などで発表し、研究を重ねながら体系的に体操を発展させてきました。各方面に赴く中で、印象に残っているのがアメリカでの学会発表です。英語も十分に話せませんでしたが、さまざまな国の人々に『あへあほ』と声を出し、体を動かしてもらうと自然と笑みがこぼれ、会場全体に広がったんです」

 言葉が通じなくても、人は笑顔でつながれると実感。SNSを通じて情報を発信すると国内はもとより海外からも反響があり、「あへあほ」の輪は現在、国境を越えて拡大しつつあります。

 「2040年に世界同時あへあほ」というビジョンを掲げるしものさん。信頼関係で結ばれ、夢を共有するパワーパートナーの齊藤さんとともに実現に向けてまい進しています。

 「『あへあほ』を合言葉に心と体を整え、仲間をつくり、子どもから高齢者まで、誰もがいきいきと過ごし、生きがいや喜びにあふれた人生を送ってほしいと願っています。世界標準のフィットネスとして皆さまに愛されるよう、認知度を上げていきたいですね」

(取材年月:2026年7月)

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しものまさひろ

人々に笑顔とつながりを届ける健康づくりのプロ

しものまさひろプロ

あへあほ体操創始者/スポーツトレーナー

株式会社アクティブスタイル

発声と体幹トレーニングを組み合わせた独自の「あへあほ体操」で、年齢や身体状況を問わず取り組みやすい健康づくりを支援。みんなで声を合わせて体を動かす楽しさを通じて、人と人とのつながりも育みます。

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