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消防用設備の設計、施工、保守点検をトータルでサポート。地域社会の安心を守る

地域の安心安全を守る 消防用設備・ビル設備管理のプロ

山本竜生

山本竜生 やまもとたつお
山本竜生 やまもとたつお

#chapter1

どんな消防用設備にも対応できる技術力が強み。マンションのセキュリティ対策もご相談を

皆さんは、「消防設備士」という仕事をご存知でしょうか? 消防設備士とは、様々な建物に設置されている消防用設備の工事や点検などをする人のこと。私達が知っている消防用設備というと、スプリンクラーや消火器、火災報知器などがありますが、それらの工事や点検などを行うにはこの消防設備士の資格が必須です。

広島市佐伯区にあるヤマキ産業は、この消防用設備の設計から施工、保守点検までをトータルでサポートしています。代表取締役の山本竜生さんは、「消防設備士には、対象となる設備ごとに8種類の資格があります。例えばスプリンクラーなら甲種1類、泡消火器設備なら甲種2類、不活化ガス消火設備なら甲種3種といった具合に、扱う設備ごとにそれぞれ資格が異なるんです。私は消防設備士の甲乙種合わせて8種類の資格を全て持っているので、どんな設備にも対応することができます」と話します。

加えて、多くの人が利用する建築物の換気や排煙、非常用照明、給排水設備など建築設備の点検も手掛け、安心して暮らせる地域社会の実現にも力を注ぐ山本さん。「最近多いのは、賃貸マンションのリニューアル工事ですね。防犯意識の高まりから、インターホンや防犯カメラを設置したいというオーナー様が増えています。お客さまのご要望をお聞きして、防犯効果はもちろん、住人に安心感を与えることができる最適なセキュリティをご提案しています」

消防用設備も建築設備も、普段はあまり意識することはありません。でも万が一災害が起こったとき、あるいは停電になったとき、山本さん達の仕事が私達の暮らしを支えてくれていることに気が付くのではないでしょうか。

#chapter2

元プロボクサーで、本業の他にもボクシングジムを経営。二足の草鞋が仕事にも好影響

取材でお伺いしたのは、広島市南区にあるボクシングジム「力拳闘倶楽部(リキジム)」。山本さんはなんと元プロボクサー。現在も本業の社長を務めながら、ボクシングジムも経営しています。

「元々はプロ野球選手になりたかったんです。それで野球推薦で高校に入ったのですが、ケガで挫折。その後入りなおした高校の先生が大学時代にボクシングをしていたのがきっかけで、私もボクシングを始めました。高校を卒業後も父の会社で働きながらボクシングを続け、1992年にプロボクサーデビュー。試合のダメージによる脳内出血で一度は引退したものの復活、一時はタイでもプロボクサーとして活動していたこともあります。今は仕事を終えてから毎日ジムに来て、ボクシングを教えています。ボクシングはもう生活の一部ですね。体形もバンタム級の現役の頃と変わりません」

仕事をしながらプロボクサーとしても活動してきた山本さんですが、もう一つ、なりたかった職業があったそうです。それはなんと「弁護士」。山本さんはその夢を叶えるために、30歳で広島大学法学部法学科に入学。司法試験の勉強に励んだといいます。すごい!

「法学部に入れば、そのまま弁護士になれると勘違いしていたんです(笑)。6回くらいは受験しましたかね。一度だけ短答式試験に合格しましたが、結局弁護士にはなれませんでした。でも論理的な思考が学べる法律の勉強は面白かったですね」

高校時代はそれまでなかったボクシング部を自ら立ち上げ、大学時代もクラブ活動でボクシングを続けていたという山本さん。「仕事をして、ボクシングをして、大学に行って…それだけやっている自分に酔っていた」と笑いますが、そのバイタリティには頭が下がります。

「ボクシングのおかげで、私自身に興味を持っていただき、それが仕事につながることもあります。またジムで人に教えることで、相手の立場に立ってものを考えることができるようになりました。仕事とボクシングの両方があることで、気持ちの切り替えもうまくできます。ライフワークとしてボクシングは一生続けていきたいですね」

山本竜生 やまもとたつお

#chapter3

口コミやお客さまからの紹介が8割。今後は総合ビル設備管理の分野でも飛躍を目指す

公官庁や民間を問わず、幅広く活躍する山本さん。経歴からも分かるユニークな人柄と、お客さまの立場に立った丁寧な仕事ぶりが支持を集め、実にお客さまの8割が口コミや紹介の方だそうです。

「消防用設備は消防法で義務づけられているから仕方なく付けるという方も以前はいらっしゃいましたが、今は意識が変わってきました。先日も倉庫をお持ちのお客さまから、安心のためにもぜひ火災報知器を設置したいといっていただきました。そういっていただけると私もうれしいですし、その気持ちにもしっかり応えたいと力が入ります」

得意の消防用設備や建築設備に加え、これから山本さんが注力していきたいと考えているのが、総合ビル設備管理の仕事です。「ここ数年、ビルのオーナー様からビルの設備管理を全部やってほしいといわれることが増えました。今後はこれまでやってきたことはもちろん、エレベーターの保守点検や日常的なビルのメンテナンスまで、しっかりサポートしていきたいです」と力を込めます。

「謙虚な態度」「感謝の気持ち」「日々の反省」「素直な心」を社訓とする同社。消防用設備や建築設備、総合ビル設備管理に関して困りごとがあれば、いつも謙虚で前向きな山本さんに気軽にご相談を。

(取材年月:2020年11月)

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山本竜生

地域の安心安全を守る 消防用設備・ビル設備管理のプロ

山本竜生プロ

ビル設備事業

ヤマキ産業株式会社

消防設備、インターホン、音響、防犯カメラ等、弱電設備の設計・施工、保守並びにビル設備管理及びボクシングジムを経営しております。ビル設備等でご用命の際には、お気軽にお声掛けください。

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