保険のかけこみ寺もらい忘れを防ぐ手続きのプロ栗栖史匡

保険のかけこみ寺もらい忘れを防ぐ手続きのプロ

栗栖史匡

万が一の際も保険をしっかり活用する。煩わしい手続きを代行してくれる「まかせて窓口」

　家族が急に亡くなったとき、さまざまな手続きが煩雑で大変だったという方も多いのではないでしょうか？生命保険や社会保険などの手続きもその一つ。そんなとき頼りにしたいのが、保険を中心としたアドバイスやサポートを提供する株式会社ライトサービスの栗栖史匡さんです。「そもそも亡くなられた方がどんな保険に入っていたのか分からないという場合もあります。そんなお客さまをサポートし、保険の確認から医療機関とのやり取り、各種書類の取り付けなど、全て代わりに手続きするのが私の仕事です」

　葬儀が終わった後のご遺族には、各種名義変更や相続税の申告など、約70項目ものすべきことがあるといわれています。中でも漏れが多いのが生命保険の手続き。金融庁の「生命保険会社の保険金等の支払状況に係る実態把握の結果について」によると、保険金などの支払漏れは約45万件、金額で約705億円にも上ります。それだけ請求漏れもあるということでしょう。栗栖さんは、「保険会社の営業をしていたころ、保険に入るまでは熱心に検討されていても、入ったとたんに内容を忘れられるお客さまが多いことに気が付きました。保険に入ることも大切ですが、何かあったときにはそれをしっかり活用してほしい。そのためのお手伝いがしたいと考えています」と力を込めます。
煩わしい手続きを代行してくれるサービス「まかせて窓口」は、初回相談は無料。「どんな保険に入っていたのか分からない」、「保険に関する書類が見当たらない」など不安なことがあれば、まずは栗栖さんに相談してみましょう。

保険の内容をしっかり把握できる、自分専用のハンドブック「ほけんのしおり」を作ろう

　「保険に入ってはいるけれど、内容がイマイチ分からない…」。そんな方におすすめなのが、入っている保険の内容を分かりやすくまとめたオリジナルのハンドブック「ほけんのしおり」です。自分だけの完全オーダーメイドの一冊は、「どのような場合に」、「どのような保障が」、「どの保険会社から」受けられるのかが一目で分かる優れもの。この一冊が手元にあれば、現在の保障内容を把握できると同時に、万が一の際にもあわてず手続きを進めることができます。
栗栖さんは「保険は契約内容によって支払い条件が異なるなどとても複雑です。『ほけんのしおり』では場合に応じた保障を図で確認できるので、この一冊をお客さまの保険の担当として活用していただければ」と話します。
「ほけんのしおり」のサンプルを見せてもらいました。入院や手術、先進医療を受けたとき、「どこに連絡すればいいのか」、「いくら受け取れるのか」など、知りたい情報がコンパクトにまとまっていて、とても分かりやすい！この一冊を見ているだけで、「保険をしっかり活用してほしい」という栗栖さんの思いが伝わってくるようです。

　元々、大学では半導体の研究をしていたという栗栖さん。大学卒業後は大手物流会社や外資系生命保険会社に勤め、2014年に同社を立ち上げました。2015年には1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格も取得し、保険以外の知識も深めながらお客さまの相談にのっています。「どこに何を相談したらいいか分からないという方もいらっしゃると思います。そんな方々の一次窓口的な存在となり、状況に応じて弁護士や税理士、司法書士などの専門家をご紹介することも可能です。まずはお気軽にご相談ください」

お客さまと一体となって考えられるのがやりがい。「保険で困っている人の役に立ちたい」

　今年5月には、神奈川県が加入済み生命保険の請求を県民に代わり業者が行うという実証事業をスタートすると発表しました。黒岩祐治神奈川県知事も「神奈川県の先進性を象徴する政策」と自画自賛するこの事業は、まさに今、同社が提供しているサービスと重なります。今後高齢化が進み、いずれ多死社会を迎えることは確実です。そのような時代に、ご遺族にとって負担の大きい生命保険の請求を代行してくれる同社の存在は、ますます大きくなってくるのではないでしょうか。

　加えて、同社では法人保険のコンサルも手掛けています。法人の場合、保険の取り扱い方法によっては決算やキャッシュフローに多大な影響を及ぼすことも。法人の立場で保険を最大限活用するにはどうしたらいいのか。栗栖さんは「保険を売らない」中立公平なコンサルタントの立場で、契約管理や保険の活用法などをアドバイスします。
「お客さまとコンサルタントという枠を越えて、一体となってより良い方法を考えることができるのがこの仕事の面白さ。お客さまのニーズに応えることができて、感謝されるとうれしいですね」と笑う栗栖さん。今後も「保険のことで困っている人の役に立ちたい」と意欲を燃やします。

（取材年月：2019年9月）

「保険を売らない」保険のコンサルタント。加入済みの保険に関するさまざまな手続きをサポート

万が一の際も保険をしっかり活用する。煩わしい手続きを代行してくれる「まかせて窓口」

保険の内容をしっかり把握できる、自分専用のハンドブック「ほけんのしおり」を作ろう

お客さまと一体となって考えられるのがやりがい。「保険で困っている人の役に立ちたい」

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