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自社サイト「プレハブ冷蔵庫.com」を通じて、食品・農水産業など全国へ冷蔵・冷凍庫を販売

用途に合わせたプレハブ冷蔵庫を提案するプロ

有木義晴

有木義晴 ありきよしはる

#chapter1

用途や設置環境に合わせた製品を提案。自分で組み立てるキットタイプも用意

 「農産物や海産物など、お客さまの大事な商品の鮮度を保つ設備をコーディネートします」と話すのは、広島市の「冷熱厨房機器」の取締役・有木義晴さん。断熱材が入ったパネルで箱を作り、冷却ユニットで庫内を冷やす、業務用のプレハブ冷蔵庫・冷凍庫を販売しています。

 「当社では国産メーカーによる機能性に優れた製品を取り扱い、自社で運営するWEBサイト『プレハブ冷蔵庫.com』でご紹介しています。どんな品物を保冷するのか、どれくらいの量を貯蔵するのかなど、お客さまのご要件に沿って適切な機種を選定し、見積もりから仕入れ、配送・工事の手配まで一貫して手掛けています」

 有木さんは、用途や温度帯・湿度、坪数、天井高といった設置環境、電源容量などを細かく聞き取り、現況に合わせてプランニング。施工費を抑えたい層に向けては、自分の手で組み立て可能なキットタイプも用意しています。

 「自家用米の保管など、特に農家さまのご依頼が多いですね。繁忙期前にスピーディーに導入したい、できるだけコストを削減したいといったお客さまから支持されています」

 相応の出費が伴う設備を非対面で購入する不安を解消するべく、サイト上に価格を明記。電子温度警報機、自動制御加湿器といった関連製品も含め、問い合わせから注文まで完結できる仕組みを整えています。

 「費用が一目瞭然で、オーダーしやすい点が全国のお客さまに選んでいただける理由だと自負しています。農業、漁業、食品加工、クラフトビールの製造業者、飲食店、生花店、観葉植物の生産業者など、幅広い業界でご利用いただいています」

#chapter2

歯科技工士として培った精密なものづくりの視点を冷蔵設備の設計に投影

 1981年に広島市で生まれた有木さん。もともと手先を動かすことが好きで、大学卒業後に進路について思案する中、「ものづくりの道に進みたい」と一念発起。歯科技工士を志し、専門学校へ。卒業後は実務を通じてスキルを磨きます。

 「義歯などを製作し、かみ合わせや歯並びのような審美性を回復する歯科の世界は、ミクロン単位以下の精度が求められます。素材の性質を理解しながら細部まで緻密に作り込む工程を積み重ねました。深夜まで作業に没頭する日もあり、大変ではありましたが、患者さんのお役に立てることが大きなやりがいでした」

 異業種からの転身であったものの、前職で培った観察眼や調整力は、プレハブ冷蔵庫の設計・構成においても生きていると言います。

 「現場の状況や保管物の特性などによって、適した仕様は異なります。野菜や果物、魚介、肉類といった生鮮食品を扱うケースでは、機器のトラブルで食材が劣化するのを防ぐため、冷却ユニットを2台設置することをおすすめする場合もあります。お客さまの事業リスクを最小限に抑える選択肢を提示するのも、私どもの重要な仕事です」

 地方の飲食店から「急ぎで納入してほしい」と要請を受けた際は、スペース、電源などの難しい条件も迅速にクリア。「オープンに間に合わせてくれて助かった」と喜ばれたそうです。

#chapter3

温度管理におけるアドバイザーとして、最適解を提案することが目標

 1979年に創業して以来、顧客の要望に柔軟に対応。約20年前からインターネット販売にも取り組み、多方面でニーズを満たしてきました。円滑な事業活動をフォローするため、有木さんはサービスの向上に努めていきたいと力を込めます。

 「欲しい機種がすでに決まっている業者さまには、スムーズかつ適正価格で製品をお届けできるように、ECサイトの利便性を高め、専用アプリケーションを通じた情報提供も視野に入れています。初めてお買い求めいただくお客さまには、図面や写真を用いた分かりやすいコミュニケーションを通じて、導入後のミスマッチを防ぐサポートも継続していきます」

 また、品物を温める温蔵庫の販売も検討。保冷、保温と、商品の品質維持に欠かせない温度管理のアドバイザーとして役割を果たすことを目指しています。

 「当社は、経営方針として『お客さまの立場にたって、誠意をもって応対する』を掲げています。お客さまの声に耳を傾けて課題を捉え、最適解を導き出すことでビジネスの発展をお手伝いするのが目標です。私どもと取引してくださる皆さまから『有木さんに相談してよかった』と言っていただけるように、提案力を高めていきたいですね」

 有害な紫外線を吸収するオゾン層が破壊されるのを抑制したり、効率的な電力装置で電気代を節減したり、環境配慮型や省エネ型の製品も展開。冷熱設備の専門家として、生産者や事業者の財産を守り、食生活など日本の豊かな暮らしを支えたいと思いを語ります。

(取材年月:2026年3月)

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専門家プロフィール

有木義晴

用途に合わせたプレハブ冷蔵庫を提案するプロ

有木義晴プロ

プレハブ冷蔵庫販売業

株式会社冷熱厨房機器

用途や設置環境、必要な温度・湿度などを丁寧に聞き取り、条件に合わせたプレハブ冷蔵庫・冷凍庫を提案。仕様が固まっていない段階から相談に応じ、設計から販売まで一貫して対応します。

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