「こんなものまで」に応える買い取りのプロ
一丸智史
Mybestpro Interview
「こんなものまで」に応える買い取りのプロ
一丸智史
#chapter1
大掃除で出てくる衣類や日用品、自宅で眠っているコレクションやアクセサリーなど。まだ使える物や、思い入れのある品を処分する際の「もったいない、しのびない」という気持ちを和らげるため、「SIリユース」の代表・一丸智史さんは、前橋市を拠点に出張買い取りを手掛けています。
「実家の片付けや遺品整理をする40~50代の方を中心に、進学や就職の引っ越しで不用品を一掃したい20代の方まで、広くご利用いただいています。また、会社を畳むので備品を処理したいという経営者さまからのご依頼もあります。思いがこもった品を丁重にお預かりし、大切にしてくれる人へバトンタッチすることで手放すことへの罪悪感をぬぐい、心を癒やしてもらえるように、誠心誠意を尽くして価値を見いだします」
気軽に利用してほしいと査定は1点から、室内に入らず玄関先での対応も可能。提示した金額に納得できなければ断ってもよく、キャンセル料はかかりません。
対象は、貴金属、楽器やオーディオ機器、ゲーム機、おもちゃ、掛け軸や絵画、茶道具、書道具、食器、花瓶・壺類、香水や化粧品など、多岐にわたる品目をカバー。トレンドの変化が早く、量産されるため値付けが難しいノーブランドの衣類のほか、家具・家電も相談に乗っています。
「得意とするのは洋服です。当方ではクリーニングや修繕も行っているので、ほつれやシミ程度なら買い取れるケースがあります。単品では値がつかなくても、袋単位でならお見積もりすることもあります。『こんなものが?』という物が売れる場合がありますので、あきらめずにお声がけください」
#chapter2
一丸さんのキャリアは、東京・築地からスタート。魚のバイヤーを務め、くしくも現職に通じる「目利き」の世界に身を置くことになりました。
「買い付けは楽しかったものの、深夜から早朝にかけて動くので、日中の時間を活用できないかと考え始めたのが古着販売でした。もともとアパレルが好きで、趣味の延長の副業でしたが、ことのほか好評で、しばらく二足のわらじ生活を続けていましたが、市場が豊洲に移るタイミングで本業として独立しました」
古着を扱う中でブランド品にも興味を持ち、セミナーに参加するなどして真贋(しんがん)に関する見識を習得。実際に手を動かしながら、衣類をメンテナンスするノウハウも身につけました。
「次第にお客さまから『買い取りはしていないの?』と尋ねられることが増え、業容を拡大しました。販路開拓などで古物市場に通ううちに、シンガポールのバイヤーなど海外企業とつながり、日本ではニーズがなくても、海外では需要がある品物が数多くあることを知りました」
思い出の品やコツコツと収集した品などを次の人へつなぎ、受け継いでいくことに意義を感じた一丸さん。古美術品や骨董品など取り扱う品目を増やし、サービスを拡充します。
「ブランドバッグの査定で訪問した際、雑談で昆虫採集と標本づくりが趣味という話になり、種類や数、状態を確認し、希少性なども踏まえてチョウの標本を買い取ったこともあります。お客さまも『まさか売れるとは思わなかった』と喜んでくださいました」
#chapter3
一丸さんは2024年、結婚を機に群馬県へ移り住み、屋号を「SIリユース」と定め、地域密着で事業を展開。土地勘も人脈もない場所でしたが、クチコミを通して顧客が増加。要望を受けて県外へ足を運んだこともあります。
「業界の話を聞くと、無理に売却を迫る業者は少なからずいるようです。望ましくない評判が、買い取りに対する心理的ハードルを上げている現実があります。誠実な対応をすれば『この業者は信頼できる』とリピーターになったり、知人や親族に紹介してくれたりするお客さまも多いんです。プライベートな部分に触れ、信用がものをいう世界なので、堅実な仕事を重ねていくのみです」
希望金額に満たない時や、買い取れない場合は査定の根拠を丁寧に説明。中古市場の流通量や、買い手の傾向などをつまびらかにし、納得できるまで寄り添います。
空き家に残された家財の仕分けもサポートし、遺品整理に際してはハウスクリーニング業者と協業して室内を清掃。今後は破産時の財産整理で役に立てればと、弁護士と連携して管財案件にも取り組んでいきたいと言います。
「お客さまに提供できる価値で、一番わかりやすいのはお金です。手元に少しでも多くのお金を残していただけるよう、足を使って築いたネットワークを駆使し、できる限り買い取りたいと考えています。『捨てるしかない』を『売ってよかった』に。品物を生かすことで、お住まいだけでなく心もすっきり整えるお手伝いをすることが、私の役割だと思っています」
(取材年月:2026年8月)
リンクをコピーしました
Profile
「こんなものまで」に応える買い取りのプロ
一丸智史プロ
買い取り事業者
SIリユース
衣類や家具、日用品までを幅広く買い取り、次へつなぐ地域密着型買い取り事業者。豊富な知識と独自の販路を生かし、他店で断られた品も買い取れるよう注力。査定の根拠を丁寧に伝え、誠実な対応で信頼を築きます。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ群馬に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または上毛新聞社が取材しています。[→審査基準]