クリスマス ♪
サンクコストとは
皆様、サンクコストという言葉をご存じですか?
サンクコストとは、過去に費やされ、もはや回収できない費用のことです。
日本語では「埋没費用」とも呼ばれます。
これは、お金だけでなく、時間や労力なども含まれます。
簡単に言うと「せっかくここまでやったんだから、もったいない」という気持ちです。
それが無駄だと分かっていても、やめられない状態のことです。
ギャンブルなんて典型的ですね。
負けた分を取り戻したいと、さらに賭け金を増やしたり、プレイを続けたりしてしまう。
スマホゲームの課金の仕組みは、サンクコストが深く関わる心理現象です。
過去の課金を惜しみ、元を取ろうとして継続する心理が働きます。
皆様、課金しすぎに注意しましょう。
サンクコストの回避方法
サンクコストの真因はもったいないという感情です。
その感情は、過去の投資を無駄にしたくないという気持ちです。
とくに日本人は損をしたくないと考える人が多いとされています。
日本で投資文化が根付かないのは、この心理が大きく影響していると考えられます。
解決策として「あの時はこうだったから」ではなく「今どうすべきか」「これからどうするか」
に焦点を当てる。過去ではなく未来に気持ちを向けると、サンクコストを回避できるでしょう。
前回のコラムで語った豊臣秀吉はサンクコスト回避の天才だったと思います。
既存の状況や過去の投資に囚われず、常に未来を見据えた合理的な判断を下していました。
とくに人材の活用は、出自にこだわらず、優秀な人材は積極的に登用しました。豊臣政権を
支える加藤清正、福島正則、石田三成は、低い身分から秀吉に見出された人材でした。
私も仕事やプライベートで、サンクコストモードに陥りがちです。
そのような時は、何か決断する時「もったいない」と感じていないか自問自答するように
しています。そうすることで、客観的に物事を捉えられるので、より良い結果につながる判断が
できるようになります。
最後にオーストリア出身の精神科医・心理学者で、個人心理学の創始者
アルフレッド・アドラー(1870-1937)の名言を紹介します。
「過去を後悔しなくていい。未来に怯えなくていい。
そんなところを見るのではなく、いまこの時に集中しなさい」
アドラーはどんな人?
A life of ease



