# 外壁塗装は「あと何年住むか」で選び方が変わります
外壁塗装の見積もりを受け取ったとき、この工事は本当に必要なのだろうかと迷われる方は少なくありません。専門用語が並び、金額の根拠も見えにくい。実は私自身が、かつてその不透明さに悩んでいた側の人間でした。
私はもともと、住宅関連メーカーの屋根材工事を専門に請け負う会社で、営業職としてキャリアを始めました。専属業者でしたから、メーカーの商品をおすすめすることがゴールです。しかしお住まいの状況によっては、高額な工事をしなくても十分なケースがあります。そのため、「これは本当にお客さまのためになっているのか」というジレンマを抱えた時期がありました。
その答えを出すために、私は現場にも入って職人として技術を磨き、そのうえで資格を取りました。二級建築士、宅地建物取引士、2級建築施工管理技士(仕上げ)、3級損害保険鑑定人、福祉住環境コーディネーター3級、足場の組立て等作業主任者。建物の構造、不動産としての価値、災害による損傷の見極め、そして現場の安全管理まで、判断に必要な軸を自分の中にそろえておきたかったのです。
この軸があるので、必要な工事を見逃さず、不要な工事は省くという線引きができます。たとえば外壁材のつなぎ目を埋めるコーキングを打ち替えるときは、古い充填剤の上から重ねるのではなく、きちんと取り除いてから充填します。時間はかかりますが、そうしないと密着性が悪く、長持ちしません。なぜその作業が必要なのかを、必ずご理解いただいてから進めるようにしています。
太陽光発電の設置をご検討の方にも、まず当社が建物を診断し、屋根材の状態や下地材の強度を確認したうえで、必要に応じて補修をご提案します。空き家についても、現地調査は無料です。
建物に必要な工事や、補助金などお客さまにとって有益な情報を提供して、末永く、快適に暮らせる家づくりをお手伝いすることが私の役割だと考えています。
まずは点検からで構いません。実際に工事をするかどうかは、お住まいの状態を知ってから決めていただければと思います。


