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家づくり成功の法則

福田峰雄

福田峰雄

テーマ:家作りのコツ

今日のテーマ「口の上手い営業マンにだまされてしまうメカニズム」
                                その2
 まずは、前回のおさらいをしましょう。住まい造りで、はじめにやることは、「住宅成功ノート」をつくる、でした。自分たちの住まい造りの目的やどんな暮らしがしたいかをはっきりさせないで、住宅展示場などに行くのは一番危険。百戦錬磨の猛烈営業マンに格好の餌食にされる。
きちんとした、方向が決められていないと、どんどん上手い条件や、優待特別価格などであっという間に契約。その結果が・・・・・・
 
 では、住宅成功ノートができた段階で、住宅展示場にいかれたときに本質を見抜く究極の質問をお教えします。

私たちの住まい造りの一番のテーマは、何か、家族が少なくとも三代にわたり、健康で、快適に暮らす「親子三代健康住宅」を平均年収でも買えるようにし、社会資産となりうる住宅で、日本の住宅文化を変えることです。
そのような考え方に共感される賢明な皆様には、絶対に住まい造りで成功していただきたいのです。

では、究極の質問
質問1. この家は、少なくとも80年は持ちますか?
 この質問は大変強烈です。メーカーは、80年も家が持ってしまったら商売が上がったりですから。一般的なメーカーの考え方は、30年対応なんです。しかし、最近は、特別にそのような要望もカバーするために長寿命住宅をオプションで用意しているところもありますので、もしこの質問に「はい」と答えたら、次の質問に
 
質問2.では、この建物もその仕様ですか?
 「はい」と答える会社があったら、そこはなかなかだと思いますが、
では、とどめの質問

 質問3.なるほど、では、坪当たり50万円台で出来ますか?
 これで、本音が聞けますよ。質問1,2をクリアーした営業マンも、この質問を言ったとたん、次のように答えるでしょう。
 「50万円台ですか?それはちょっと。80年対応で、この仕様ですと、
 少なくとも坪80万以上でないと・・・・・」
 

高くていい家だったら、極端な話、誰にでも出来ます。冊子にも書きましたが、アメリカやイギリスの住宅は皆、60年、70年、80年ともちつづけています。しかも、日本の住宅価格より安く。それを考えても日本の住宅価格は高すぎます。もう一度言います。
アメリカ、イギリスなどは日本の住宅よりも安くて長寿命。

そのような社会環境ですと、家は、社会資産で、転売価格も保持され、代々が受け継いでもゴミにならず、後世の人たちの負担にもならないのです。ヨーロッパの町並みがどっしりと落ち着いて訪れる人に感動を与えるのはなぜでしょう? この辺の事を皆さんがはっきり認識していただけるようになると、欠陥住宅や住まい造りで失敗する人がなくなると私は思っているのですが。
違うでしょうか?

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福田峰雄
専門家

福田峰雄(一級建築士)

有限会社福田建設

住宅の温熱性能を高めることで、室内の温度差が小さい快適な住環境を実現。暖房の使用を抑えて環境にも配慮する。三世代が住める耐久性や、美しさを追求したデザインにより、長く快適に住める家を提案する。

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