リノベーションを熟知した建築士からの暮らし直しのススメ
設計士としての幸せな時間
設計士として、楽しい時間のひとつ・・・それは、プランを考えている時間です。
お気に入りの作図アプリケーションを立ち上げ、空間にそっと命を吹き込むように創作が始まります。
頭の中に浮かんだイメージが、少しずつ線になり、形となって現れていく。
その過程は、まるでパズルを一つずつ解き明かしていくような、ワクワクに満ちた時間です。
そして、完成したプランをお客様に披露する瞬間。
そこで見せてくださる笑顔や驚きの表情は、設計士として何よりのご褒美です。
住まいに対する想いを共有できたと感じたとき、この仕事をしていて本当に良かったと実感します。
リノベーションは、単に古いものを新しくすることではありません。
新しい暮らしの入口を設計するという、未来への第一歩。
そんな大切な時間をお客様と共にできることに、心から感謝しています。
かたちになる幸せ
設計士であり、リノベーション建築家のもう一つの使命は、お客様と一緒に思い描いた理想の暮らしを、「かたち」にしていくことです。
図面の上で丁寧に練り上げたプラン、それはまだ夢の途中段階です。
本当のスタートは、現場での工事が始まってから。
職人たちの熟練の手によって、ひとつずつ空間が立ち上がっていきます。
現場では常に緊張感が伴います。
責任の重さ、一つひとつの判断の重み。
ですが、すべての工程を終え、空間が完成したその瞬間に感じる「ほっ」とした安堵は、何にも代えがたい感情です。
そして何よりも嬉しいのは、お客様の笑顔に出会えること。
自分の手を離れた空間が、これからの暮らしの舞台となる・・・その瞬間こそが、建築家として味わえる最高の喜びとなるのです。



