せっかくなら賢く活用!お得にリノベーション

齊藤和義

齊藤和義

テーマ:補助金

「どうせやるなら、賢くお得に」

そんな気持ちからリノベーションを検討する人が年々増えています。
特に近年は、築年数が経ったヴィンテージな住宅を自分好みに蘇らせるスタイルが注目され、ライフスタイルや美意識にこだわりを持つ層を中心に支持を集めています。

ただし、築年数が経過した住宅の改修には思った以上のコストがかかるのも現実。
そんなときこそ活用したいのが、「補助金」です。
国や自治体が用意する補助制度を上手に活用すれば、見た目のデザインだけでなく、機能性や快適性までしっかりと兼ね備えたリノベーションが現実になります。

中古住宅市場でも ヴィンテージな築年数が経過した住宅が人気

新築物件とは異なる個性や風合いが魅力のヴィンテージ住宅。
高い天井、味わいのある木材、凝った建具や窓枠など、古い家ならではのディテールに惹かれる人は少なくありません。
さらに、立地が良いエリアに手頃な価格で手に入るケースも多く、「リノベ前提」で物件を購入し、自分好みに仕立てていく楽しみがあります。とはいえ、耐震性や断熱性能、配管・電気系統の劣化など、見えない部分への対応が必要不可欠です。

補助金で「質の高いリノベ」をお得に実現

国や地方自治体は、住宅の性能向上や省エネルギー化を目的にさまざまな補助制度を設けています。主なものとしては以下のようなものがあります。

  • 先進的窓リノベ事業
  • 子育てグリーン住宅支援事業
  • 給湯省エネ事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業(耐震性や劣化対策、維持管理を重視)
  • 地方自治体による補助金(耐震改修、断熱改修、空き家再生など)

たとえば、断熱性の向上を伴うリノベーションで補助金を利用すれば、100万円〜200万円程度の支援を受けられる場合も。予算に余裕が生まれれば、インテリアや設備にもうひと手間かけられるなど、プラスの効果は大きいです。

賢く補助金を使うための3つのポイント
1. 「着工前」の申請が原則。早めの情報収集を
補助金は基本的に「工事前の申請」が必要です。申請後に審査・承認があり、その後に工事開始という流れ。申請のタイミングを誤ると対象外になるため、しっかり計画段階から情報を共有してくれる会社とプランを進める事が重要です。

2. 補助金の活用に慣れた会社に依頼する
補助金制度には細かな条件や提出書類があり、素人では判断が難しいケースも。補助金活用の実績が豊富な会社なら、書類の準備から申請代行までしっかりサポートできるため、スムーズな進行が可能です。

3. “見た目”と“性能”を両立する視点を忘れずに
補助金の対象となるのは、単なるデザインリフォームではなく、断熱・耐震・バリアフリー・省エネなどの「性能向上」リフォームが中心です。機能面の改修に予算を充てることで、結果的に快適性・安全性・資産価値が高まる点もメリットです。


補助金は「もらえる人だけの特権」ではない

補助金というと、「子育て世帯しか対象じゃない」「所得制限があるのでは」と思われがちですが、実は年齢や家族構成を問わず利用できる制度も多いのが実情です。
又、空き家活用に関連した支援制度など、年々制度の幅は広がっています。

どうせやるなら、「賢く・美しく・快適に」

せっかくこだわりを込めて行うリノベーション。
どうせやるなら、補助金という公的なサポートを味方につけて、より理想に近い住まいを実現したいものです。
ヴィンテージ物件の良さを活かしつつ、見えない部分も妥協せずに仕上げる。それが、本当に価値あるリノベーションの第一歩です。

※今週末5月11日(日)、リノベTakasakiのモデルハウスで補助金を使ってお得にリノベーションのセミナーを行います。

セミナーの詳細はこちらからどうぞ

→ https://sites.google.com/view/renova-takasaki-topics/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

ご興味のある方は、お気軽にお越しください。

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Mybestpro Members

齊藤和義
専門家

齊藤和義(リノベーション建築家(二級建築士))

株式会社 ReLIFE

約200棟以上の住宅再生に携わった経験を生かし、柱や梁、屋根などをそのまま使いコストを抑えるリノベーションを手掛ける。中でも古い家の魅力と現代生活に合う構造が融合したヴィンテージリノベーションが人気。

齊藤和義プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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