足し算のリノベーション

齊藤和義

齊藤和義

テーマ:ヴィンテージな暮らし

足し算から考えるリノベーション

私たちが考えるリノベーションは既存住宅から多くのものを剥がしません


理由はこのような事です

  • リノベーションのコストが上がる
  • 作り変えることで新しくなった部分の劣化(※)が再びはじまる
  • 産業廃棄物として処分する廃材が増える

   ※私たちのビンテージリノベーションの考え方
      傷は『新建材を使ったリフォームでは劣化』
        『リノベーションでは味に変わる』

他にもいろいろあります・・


逆の発想で壁を足す・・・

空間に壁を足すことで作用する雰囲気づくり


↑この壁は何もない空間の中に新しく加えています
 

壁を足すことで叶うこと

  • 目線を遮る壁になる
  • あかりを灯せば癒しの演出効果となる
  • 建材を組み合わせることで壁に深みのある表情がでる

  写真の壁で左右は節のある柱(安価な柱)
  その横のグレーの部分は木毛セメント板と言う建材
    →言葉の通り木をスライスし、セメントをつけて固めた建材です
     ❖この建材をかき揚げに例えると玉ねぎが木毛、つなぎがセメントと言ったところですね
  真ん中の四角い模様は『ウッドタイル』と言う劣化しづらい木の様に見えるタイル

こんな建材を足し算で組み合わせつくる壁がヴィンテージリノベーションのイメージにとても合っています

世の中にごまんとある建材の中から、何をチョイスし、どう重ねるかの足し算がリノベーション建築家には必要な算数になるわけです

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

齊藤和義
専門家

齊藤和義(リノベーション建築家)

株式会社 ReLIFE

約200棟以上の住宅再生に携わった経験を生かし、柱や梁、屋根などをそのまま使いコストを抑えるリノベーションを手掛ける。中でも古い家の魅力と現代生活に合う構造が融合したヴィンテージリノベーションが人気。

齊藤和義プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

住宅の価値を高めるヴィンテージリノベーションのプロ

齊藤和義プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼