大切な記念の生花を美しい状態のまま保存加工し、思い出をかたちにする（2/3）

花によって自分の世界を広げ、人とのつながりを深める

　山田さんが花に興味を持ったのは、お友達と押し花の展示会を見に行ったことがきっかけでした。その後、展示会を開催された先生からハガキをもらい、押し花教室に参加したことから花の道にのめり込んだのです。
「以来押し花のほか、レカンフラワー、生花からつくるプリザーブドフラワーの資格を取り、いろいろ勉強するようになりました」山田さんは花によって自分の世界を広げ、切磋琢磨しながら技術に磨きをかけ、いろいろな人とのつながりが生まれたのです。

　2008年、山田さんは“お花に囲まれたくつろぎの空間”として「ショップ＆サロン　花*花」をオープン。教室やアレンジフラワー、保存加工の注文に応じるようになりました。優しくて控え目な山田さんですが、いったんやると決めたら一直線。ご主人のあたたかいサポートもあり、岐阜県美術館で教室に通う生徒さんたちと押し花・レカン・プリザーブドフラワーの作品展を開催するなど、意欲的に活動に取り組んで来ました。

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【次ページ】自分にしかできない保存加工の技術を磨く

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