「ONE and ALL」でめざすワンストップで家族の幸せを形にする家造り（3/3）

ワンストップで行き届いたサービスとローコストを実現

　「ONE and ALL」における藤井さんの役割は、顧客にとっての一括窓口であり、プロジェクト全体のプロデューサーです。「これまでにもハウスメーカーさんがいて、設計デザインは○○事務所さん、施工・監理は○○工務店さん、庭は○○外構屋さん、家具やカーテンなどのインテリアは○○家具屋さんといった形態が存在しました。しかし、お施主様の立場からすると、ハウスメーカーさん以外は顔の見えない関係。それは現場での言った、言わないなどという食い違いやさまざまなトラブルが生じる原因になります。『ONE and ALL』では家を造るにあたり、どんな事業者がどんな風に関わっているかをお客さんにわかるようにしました。そのうえで私がプロジェクト全体の窓口兼プロデューサーとして、お施主様の思いをヒヤリングしながら各分野の専門家と意見のすり合わせをしつつ、建築工事を進めていきます。設計・施工・監理からインテリアのチョイスまですべての段階に関わることでお施主様の負担を少しでも減らし、ワンストップで行き届いたサービスが提供できる。総合的な監理をおこなうことにより、コストも抑えることができると考えました」と、藤井さん。

　2016年3月、「ONE and ALL」として初のオープンハウスを開催したところ大好評で、藤井さんは終日訪れる見学者の接客に追われることとなりました。
　「ONE and ALL」に関わる企業は現在50社ほど。ハウスメーカー本意ではなく、顧客本位の家造りに多くの注目が集まっています。

（取材年月：2016年9月）

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