『福島大学:人の育ちと人育ての会』に参加してきました!

安齋明美

安齋明美

テーマ:キャリア育成

~発達障害者の就労支援から見えてきた、誰もが働きやすい社会のヒント~
2025.5.31日、福島大学で開催された「人の育ちと人育ての会」にて、青木真理教授より発達障害者の就労支援に取り組む株式会社Kaienの訪問報告会があり聴講してきました。

Kaienは、発達障害のある若者たちが、自分の特性を生かして社会で働き、自立を支援する企業です。社長の鈴木慶太氏は、NHKアナウンサーからアメリカのビジネススクールに転じた異色の経歴の持ち主。渡米の直前、3歳の息子さんが発達障害と診断されたことで人生が一変し、「お金で守る」ことではなく、「社会で活躍できる力を育てる」ことこそが本質だと気づいたといいます。彼が出会ったのが、デンマークのIT企業「スペシャリスターネ」。発達障害者を積極的に雇用し、その特性を生かして国際的に成功を収めている企業です。
『人を変えるよりも環境を変える』——その理念に深く共感した鈴木氏は、帰国後にKaienを創業。印象的だったのは、Kaienが育てた若者たちを「ミッショナリー(伝道者)」と呼ぶこと。その意味は、彼らが各企業に就職することで、そこでの理解を広げ、少しずつ職場文化を変えていくことを期待しているからです。「ひとりの変化が、組織を変える」——これは決して理想論ではなく、現場で着実に起こっていることです。
今回の報告会で感じたことは、「人が育つ」とは、本人の努力だけではなく、環境の側がどれだけ「その人らしさ」を理解し、支えられるかが重要。
「人が育つ」とは、本人の努力だけではなく、環境の側がどれだけ「その人らしさ」を理解し、支えられるかが重要。互いの違いを尊重する文化を築くことが大切であり難しいことだということ。
わたしたちSolisも、同じような問いを持っています。
どうすれば誰もが自分の力を発揮し、無理なく、誇りを持って働ける環境がつくれるのか? 皆さんは、どうお考えでしょうか?
私たちSolisと一緒に考えていきませんか!

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安齋明美
専門家

安齋明美(産業カウンセラー)

株式会社ソリス

企業と求職者のマッチングだけでなく、キャリア開発や育成、メンタルヘルスサポートの充実までをワンストップで支援。企業と個人の長期的な成長が見通せる職場づくりで魅力ある企業風土を育み人材の定着を促す。

安齋明美プロは福島放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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