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業務標準化の経験を活かしてバックオフィスを整え、地元企業の経営を支える

業務標準化の経験を生かすバックオフィス最適化のプロ

梅月亜美

梅月亜美 うめづきあみ

#chapter1

スタートアップの立ち上げを支えるバックオフィス最適化支援

 スタートアップの立ち上げ時に、経理や労務関連の手続きに戸惑う経営者は少なくないでしょう。
 「経営の基本として知っておきたいが、専門領域ではないため一から学ぶ時間や余裕もないという声に応え、バックオフィス業務の整理から実務までお手伝いします」と話すのは、福岡市に拠点を置く「Plum」代表取締役の梅月亜美さん。プロジェクトマネジメント支援を通じて培った業務標準化の経験と、自身の創業経験を生かし、バックオフィス最適化サービスを提供しています。

 サポートは、業務の整理からスタート。企業ごとの決算期や年次の手続きにあわせた経理・労務の年間計画を作成し、インボイス制度や消費税の納付時期を踏まえた資金繰り・納付予定を整理。社会保険労務士などへ依頼する社会保険手続きを洗い出し、実施時期を確認。税理士や社会保険労務士に任せる業務範囲も一緒に考えます。業務を整理する中で、経理や給与計算などの外部委託が必要な場合は、簿記2級を有するスタッフが実務を担い、チームで支援するのが特徴です。

 「一般的な業務の流れはネットなどで簡単に調べられますが、自社にとっての最適なやり方はわからないものです。個別のニーズをヒアリングしながら、コーチングのスタイルで伴走します。単に代行するのではなく、どのように手放すかを一緒に考え、本業に集中できる仕組みを整えられることが強みです」

 提携する司法書士や行政書士と連携した会社設立の進行サポートや、設立までのスケジュールに関する相談は無料。サポート期間中は、LINEで相談できる体制も整えています。
 「行政での手続き中に『これってどうすればいいの?』と連絡が来たこともあります。ちょっとしたことを気軽に聞ける関係づくりを大事にしています」

#chapter2

既存企業のバックオフィスを見直し、DX化や業務改善を支援

 創業時だけでなく、すでに事業を続けている企業のバックオフィスの見直しにも対応しています。その土台にあるのが、梅月さんが独立以前からプロジェクトマネジメント支援で培ってきた約10年の経験です。

 「簿記の知識はありましたが、社会保険などを一から勉強して手続きを進めるのは大変でした。一人で起業するハードルは低くなっていますが、経営には経理や労務も必要で、特に数字の把握は欠かせません。経験を生かしてお手伝いしたいと思いました」

 バックオフィス最適化とあわせて、プロジェクトマネジメント支援も行っています。特に得意とする業務の標準化では、現在の状態から理想の業務のあり方を描き、実行まで支援します。

 ある中小企業では、経理業務のDX化をサポート。エクセルの出金伝票と領収書を顧問税理士に提出する形を続けてきたものの、「自分では支払う税金の目安もつかない」状況を変えたいという意向がありました。

 「何となくDX化を考える経営者は多いですが、お話をお聞きすると、日ごろから気になっていたポイントが出てきます。『こうだったらいいのに』という部分を軸に、クラウド会計システムなどの移行計画を提案します」

 また、あるスタートアップでは、社長自らが全ての現場に関わり、クライアントへの納品物にも指示を出すなど、業務の属人化に課題を抱えていました。そこで、クライアントとのミーティングへの同行や議事録作成、それをもとに報告書を作成する業務フローを提案。社長以外のメンバーも一定の手順で業務を進められる仕組みを構築しました。

#chapter3

福岡への移住を機に、地域貢献への思いを強める

 梅月さんは、さまざまな業種に関われることに魅力を感じ、プロジェクトマネジメント支援を専門とするコンサルティング会社に就職。不動産やゲーム開発、金融など幅広い業種を担当し、ITシステムの入れ替えなどの経験を積みました。

 「社内ではなく、外から関わるからこそ役に立てることにやりがいを感じました。ヒアリングや業務整理についても、こうした経験を通じて培ってきました」

 結婚を機に福岡に移住し、当初は個人事業主としてコンサルティング業をスタート。2021年に会社を設立しました。前職のつながりから、クライアントは首都圏が中心だったそうですが、次第に地域の企業の役に立ちたいという思いが芽生えました。

 「せっかくご縁があった福岡の地で、地元企業のお手伝いができればと考えており、これまでの経験を生かしてバックオフィス最適化サービスに力を入れていきます」

 福岡のいいものを広めたいという思いから、2026年秋には伝統品である久留米絣(かすり)を用いた命名額のECサイト開設も予定。久留米絣の織物に、刺しゅうで名前を施した商品で、出産祝いや記念品のニーズに応えます。

 地域の経営者に向けては、次のようにメッセージを送ります。
 「経営者はあらゆることを自ら判断しなければいけない責任ある立場ですが、一方で、経理や労務は得意でないという人も少なくありません。一度業務を整理し、本業に専念できる環境を一緒に整えましょう」

(取材年月:2026年8月)

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専門家プロフィール

梅月亜美

業務標準化の経験を生かすバックオフィス最適化のプロ

梅月亜美プロ

コンサルタント

株式会社Plum

幅広い業種でのプロジェクトマネジメント支援実績と自らの起業経験を生かし、バックオフィス業務を整理・仕組み化して最適化をし、必要に応じて実務代行やDX化にも対応し、経営者に伴走します。

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