ゴールデンウィーク★予定がある人もない人も、充実した過ごし方を
12月の終わりになると、暮らしのリズムも少しずつ静かになり、ふと “人とのつながり” に思いを向けたくなる瞬間があります。
片づけや掃除とは別の意味で、“心の棚卸し” が自然と始まるのが年末です。
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
今日は、年の締めくくりにぴったりの「ありがとう」を形にする整理術についてお話しします。
年賀状、お歳暮、小さな贈り物、手紙。
忙しい日々の中でそのままになっている“感謝のかたち”は、実は暮らしの中にたくさん残っています。
そしてそれを少し整えるだけで、生活も心も驚くほどあたたかく変わっていきます。
“ありがとうの痕跡” を拾い集める
年賀状やお礼状、手紙、贈り物のメモ——。
棚の隅や引き出しの中に、いつの間にか溜まってしまった “ありがとうの痕跡” を、まずは一度集めてみましょう。
「全部出す」ことは、モノの整理だけではありません。
嬉しかった言葉や、励まされた一言、気遣いの贈り物。
それらを目にすると、誰かに支えられていた自分に気づけます。
整理とは、捨てることではなく “思いを拾い直すこと”。
感謝のかたちを見えるようにするだけで、心がふんわり軽くなるのを実感できます。
手放すもの・残すものを “やさしく選ぶ”
いただき物や手紙は、「全部取っておきたい」と思う方も多いですよね。
でも、思い出を未来に残すためには、「残すもの」をやさしく選び直すことも大切です。
- 読み返すと心が温かくなるもの
- その人との関係性を象徴するもの
- これからも励みになる言葉
こうしたものは、箱やフォルダーにまとめて、“大切な人の気持ち” として保管しておきましょう。
反対に、もう役目を終えたものは「ありがとう」を心で言って手放す。
その作業は、過去と現在をやさしくつなぐ時間になります。
「与えること」よりも「与えられていること」に気づく
片づけ・掃除のサポートをしていると、お客様から
「一緒だからやろうと思えた」
「ひとりではできなかった。本当にありがとう」
と声をかけていただくことがあります。
あの瞬間、私は “片づけを教える人” ではなく、
“誰かが前に進むための背中をそっと押す存在なんだ” と気づかされます。
暮らしを整えるサポートは、与えるばかりではなく、むしろ与えられることの方がずっと多い。
いただいた「ありがとう」が、自分の原動力になり、また誰かの暮らしを整える力になっていきます。
あなたにもきっと、今年受け取った「ありがとう」があるはずです。
ぜひその気持ちを、どこかにそっと留めておいてください。
新しい年に向けて “感謝を前に進める”
せっかく拾い集めた “ありがとう”。
そのまま閉じ込めておくのではなく、次につなげていくと、暮らしはもっと豊かになります。
- 今年お世話になった人に一言だけLINEを送る
- 年賀状の送り先を見直す
- 小さな贈り物のストックを整える
- 「会いたい人リスト」を作る
“ありがとう” は、行動を生む力があります。
それが新しい年の人間関係をやわらかく整え、あなたの暮らしの土台を支えてくれるはずです。
まとめ
人とのつながりは、家の片づけと同じで「整えるほど心地よく育つ」もの。
年の終わりに感謝を振り返る時間は、新しい年を迎える心の準備にもなります。
“ありがとう” を見つめ直すこと。
そこから、あなたの暮らしは静かに、確かに整っていきます。
私がサポートします
ひとりでは進まない片づけや、気持ちの整理は、誰かと一緒だと驚くほど軽く進みます。
あなたの「ありがとう」を大切にしながら、暮らしを整えるお手伝いをいたします。
無理のないペースで、心と空間をやさしく整えていきましょう。



